夜中に雪が降って街を白く染めてたかと思うと、日中のほのかな陽がじわじわとそれらを溶かしている。
それでも、夜に立つ駅のホームは寒くて、コートに顔をうずめて列車を待つことになる。
ときおりホームに舞い込んでくる粉雪が美しく、顎を胸にうずめたまま夜空を見上げる。
駅員の声がスピーカから流れてくる。
若い女性の声だ。
しかし、それらはウソが並べられている。
いつもおなじ台詞。
3分程度の遅れはもう5分も遅れているし、
列車はエレベータ付近には止まらないというのもウソだ。
しかし、ウソが本領を発揮するのは、こういった積み重ねによるものだ。
もしかしたら・・・
ということを考えてみる。
今日だけは、エレベータ付近に止まらないかもしれないし、時間通りに列車が来るかもしれない。
そんなことを、コートに埋まったまま、身体を左右に揺らしている状態で考えてみる。
少し前に飲んだワインのせいかもしれないけども、、頭の中でグラグラと変な思考がまわる。
一つため息をつくと、寒さのせいか、顎がガチガチなる。
明日のことを考える。
休暇だけども、何も予定はない。
コメント
Unknown
なんとなく。
文学作品を読んだ気分…
と、思いながら。
同時に浮かんでしまったのです。
島根県も雪が降るんだと。
降るなんて思ってませんでした(笑)
>まるさん
島根・鳥取も降りますよ~!
1年前は豪雪だったんです・・・
http://blog.goo.ne.jp/kazz_ash/d/20110101