アフォーダンス-新しい認知の理論 (岩波科学ライブラリー (12))佐々木 正人岩波書店このアイテムの詳細を見る |
いままでで、この本を5冊くらい買っている。
一冊は明確に人にプレゼント目的で購入したものだったけども、あとは人に貸してしまってそのまま行方不明のパターンだ。
(とかいいつつ、家から出てきたりして...)
とにかく、良い本はどんどん人に貸しているので、なくしてしまう。
読み返そうと思ったときに、亡くなっていることが多い。
身近な人に声を掛けて、もどってきた隠岐はいいのだけども、行方不明のままになってしまうこともしばしばだ。
ついつい貸してしまうんだなぁ。
以前読んだ、成毛眞(なるけ まこと)さんの「本は10冊同時に読め!」には
「本は捨てない、借りない、貸さない。」とある。
まさにそうだと思う。
が、貸してしまう。
そして、なくしてしまう。
んで、この「アフォーダンス-新しい認知の理論」は、非常に気に入っているので、無くしては買ってを繰り返しているのだ。
今回も悩んだ。
「買わなくても、出て来るんじゃないかなぁ~」
でも、待てなかったので買うことにした。
買うとなると、
「どうせだから、2冊買っておこうかなぁ~」
なんて、思ったりもしてみたが、1冊にした。
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この本は、「新しい認知の理論」とあるが、発刊されたのは1994年。
もう16年も前のものだ。
何度読んでも面白いのは、、提唱者ギブソンがこの認知の理論に至った思考が、順を追ってドラマチックに描かれているからだ。
ギブソンのたどったであろう思考の過程を、大胆に単純化して、わかりやすく説明してある。
そして非常にドラマチックな展開をみせる認知の理論の誕生。
『認知』と言っても、遠い世界の話をしているではなく。
今自分自身に起こっていること、いま自分自身と周囲にあることが解説されている。
ありのままの世界だ。
著者の佐々木正人教授には一度お会いし、お話をさせてもらったことがある。
この時、僕はこの先生に惚れた。
そのときのエピソードは忘れられない出来事として記憶されているが、それはまた別の機会に記したいと思う。
とにかく、古い本といえども、この本は好きだ。
もちろん佐々木教授の他の本も好きだが、120ページに満たない軽快さと内容の濃さは素晴らしすぎる。
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