人の能力を測ることができる場面が、いくつかある。
それは
予期せぬ悪い事態に対してどう対応するか、という場面。
未成熟で余裕がない人の対応はこうだ。
・醜く狼狽える(うろたえる)
・人のせいにする
・自分以外の人を責める、責任を問う
・周りに当たり散らす
・他人の失敗ということにして言いふらす
などなど・・・
こんな状態でも、特に立場が上の人だと、(かわいそうなことに)誰からも指摘を受けずに、陰で煙たがられる存在になる。
立場が上だと、周りの人たちはとにかく謝ったりするから、本人には負のフィードバックが入らないのだ。
感情的になっているだけなのに、本人は「指導した」なんて勘違いしていたりする。
さて、
では成熟した人はどうするか。
予期せぬ悪い事態に遭遇したら
・その対処法を考える
・続発する事態が起きないか検討し、予防線をはる
・冷静に原因を探り、次からそのような事態が起こらないようにするにはどうすればよいかを考える。
・傷ついている人がいたら、その人の心のケアをする。
こういったところだろう。
実は、起こる問題のほとんどは、大したことじゃない。
出来事を拡大して感情に捉えるから問題化することが多い。
そういったことがほとんどだ。
もともとは小さなこと。
しかし、未成熟な人は、これをさも甚大な被害であるかのように騒いで、誰か罪人がいるはずだとそこに注力する。
無駄どころか有害。
まわりの空気を汚染するから、抵抗力のない人は、こういう汚染された空気に触れて、鬱状態になったりする。
かわいそうに
で
対処法はどうするか?
その未成熟な人が公正する機会を設けるのが一番だけども、あんまりそれは望めない。
多分、通常の関わりの中では公正させることは難しい。
だからこそ、そんな人間になってしまうのだと思う。
対処法としていいのは
・相手にしないこと
・距離をおくこと
・仕事の付き合いであれば、用件のみの関わり合いをすること
・そんな人だからとほっておくこと
・かわいそうに、と労(いたわ)ってあげること
といったところだろうか?
残念ながら(と言いつつ、残念でもないのだけども)、僕たちの持っている時間は有限
どんなにお金を持っていても、時間は買えない。
その大切な時間をその未成熟な人のために、あるいは、その対応に費やしているのは勿体無い。
こうしている間にも、ロウソクの火は静かに燃えてロウを短くしていることを忘れてはならない。
そんな未成熟な人に心を左右されている時間は本当にもったないと思う。
心を病んでいるときは
思考は内面に内面にと向かう。
また、憎き人に対して向かう。
視点を自分の頭上に切り替えてどんどん上昇していってみよう。
自分を外から眺め、もっと空へ
日本上空、アジア上空、世界や地球が丸ごと見えるところまで上昇する。
宇宙はもっと広い
太陽系、銀河系が丸ごとみえるところまでくれば、
もう、もっている問題がどんなにちっぽけかわかると思う。
どんなに人が威張っても、去勢を張っていても
その積み重ねた知識や経験も、
地球の年齢46億年を考えると、本当にちっぽけだと思う。
ちなみに
宇宙の年齢は138億
霊長類の出現は6500万年前だ
この地球の誕生から今までを『1年間』に圧縮して見てみると
人類(ホモ・サピエンス)の誕生は
12月31日23時37分
になる。
それから
キリストの降誕が
12月31日23時59分46秒
僕たちがもっている時間がちっぽけ(ほんの一瞬)だと感じるだろう。
だから、大切なのだ。
ケチする必要はないけども、くだらないことに心を悩ますのは勿体無いと思う。
コメント
Unknown
ありがとうございます。私にはすごくタイムリーな内容でした。私自身の未成熟さに気づかされました。反省しなければ。反対に、簡単に仕事を押しつけてきたので、安易に引き受けて、後で仕事が破綻しない様条件を付けようとしたら逆ギレされ、こちらも怒鳴りそうになってしまいましたが、なんというか、“明るい?”あきらめができました。
>Unknown
コメントありがとうございます!
「諦め」ではなく「明らめ」大切ですね!