自転車ポデローサ号（改）

昨夜の勉強会の途中に携帯に見知らぬ番号から電話がかかってきた。

でたら、お相手は

警察、様！

キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!

ついに、市内で起こった奇っ怪な事件の犯人捜査の依頼がっ！
日頃からミステリー小説を読んでいる僕に、依頼がっ！

ではなく（もちろん）

数ヶ月前に盗まれたオンボロ自転車が発見された件についてだ。

しばらく徒歩通勤生活を送って楽しんでいたのだけど、ついに…

戻ってきたのだ！

オンボロ自転車の帰巣本能ってすごいっ（わけではない）！

犯人現行犯逮捕で、僕の自転車が出てきたということらしい。

僕のオンボロ自転車は、盗まれ盗まれた挙句、おじさん（老人らしい）のものになっていたのだ。

で、僕も書類にサインやらをしなきゃならないとのこと。

でも、帰宅は最終列車。

警察は僕の帰りを待っているのだということ。

僕が帰るのはいつも最終の列車に乗ってなので、駅（ここでオンボロ自転車が盗まれた）到着は

２３時半

この時間に待ち合わせなのだ！

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駅に到着すると、待っていたよ…警察がっ！

しかも、降りる人たちに僕の名前を呼びかけている！！

やめれや～！
田舎なので近所の人たちに、「あの人、警察に探されていたでっ！」
ていわれるジャン！！

他のお客さんたちの目を気にしながら警察に声をかけると、パトカーに乗るように促された。

けどね

それこそ怪しいじゃないか！

てことで、無人駅舎で説明を聞き書類にサインすることにした。
（最終列車で降りたので、もはや人はいないから、この方がいい）

犯人は隣町の７０歳前のおじいさんであったとのこと。
書類には、その方の妻にあたる方のサインも照明で記されていた。

なんだか、あんなオンボロ自転車で、犯人さんに申し訳ないわ。
（ちなみに、犯人は特にお咎めないとのこと。書類を警察預かりにするんだって）

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で、
すでに家に置いてあったオンボロ自転車を見てみると

あぁ～
(￣▽￣)ノ
お久しぶり～
なオンボロ自転車！

しかし

よく見てみると…

■サドル
■ライト
■カゴ

が付け替えられているっ！
あまりにもオンボロだったので犯人が不憫に思って取り替えてくれたんだろう。

サドルに関しては、もはや錆びついていて、僕が一生懸命直そうと思っても取り替えられなかったのに…どうしたんだろう犯人さん。

鍵は外されていたので、これから買わないといけないけども、なんだか新しくなってしまった。

これからはこの自転車で生活することになる。

いっしょに旅をしよう
オンボロ自転車

ポデローサ号（改）

でも、もはや徒歩生活が気に入ってしまったからなぁ…