新しいの

７月になってしまう。

そういえば少し前のことになるが、母が新しいノートパソコンが欲しいというので、電気屋に付き合うことになった。
しかも、なぜだか「父の日」だった。

パソコンを選ぶために付き合った、というのではない。

彼女は
ポーンと買ってしまうのだ。
クラムシェルタイプのmacbookが発売されたときも、出張先で即買いしていた。

そんな母はすばらしいと思うのだが
今は状況が違う。
阻止しなければならない。
そのために電気屋に付き合ったのだ。

彼女のことだから店頭に置いてある『MacBook Air（マックブック・エア）』を見た瞬間に「これください」ということは予想できた。

が、新しい『MacBook Air』が６月末に発売されるとの噂が流れていたのだ。

店頭に置いてあるMacBook Airは去年末に発表されたもの。
だから、彼女を羽交い締めにしてもそれを阻止しなければならない。

それを買って数日後に新しいのが発売されたら、（母は気にしないだろうが）、非常に悔しい気持ちになるではないか！

僕の鉄壁のガードは功を奏した。
彼女は案の定、MacBook Airを見た瞬間「う～ん。これにする！」と言っていた。
「う～ん。」の部分で彼女が何を勘案していたのか推し量ることはできないが、やはり思った通りだった。

一人で電気屋に行かせるのは間違いだ。

しばらく説得に時間を費やした。

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さて、７月に入り。
まだ新しいMacBook Airは発売されない。

７月中旬（7/19）ではなかろうかという話しもでている。

噂は噂なので、出ないかもしれない。

母は「新しいのが出たら」という具合に落ち着いている。
再び彼女が電気屋に足を運ばないように願いたい。

はやく、新しいのがでないだろうか。