16-17日と学会参加で大阪に来ている。
生まれてはじめて、利用したのが
■カプセルホテル
『カプセルホテル大東洋』というところに宿泊することになった。
料金が1泊3千円と安かったこともあるけども、僕の出発準備が滞っていたせいで、最寄りのホテルを予約できなかったと理由もある。
つまり、ここしか部屋が空いているホテルはなかった。
交通はバスで、もう少し早くことを勧めていたら、会場横のリーガロイヤルホテルにセット料金んで宿泊できたのに、もったいないことをしたと思う。
まぁ、こういう経験も大切だ。
いつかカプセルホテルに泊まってみたいと思っていたから。
カプセルホテルは、サイトの写真にあるように、カプセル型の2段ベッドのようなというか寝台列車のようなというか、そんな構造に蜂の子のようになにって宿泊する施設だ。
ロビーには玄関があって、そこで靴を脱いで、館内は裸足での移動となる。
寝室はドアをあけた向こうの薄暗い部屋にずらっと並んでいる。
荷物は別室(というかロビー横に区分けされた区域)にあるロッカーにしまうようになっていて、用意されている浴衣に着替える。
トランクスまで用意されている。
水色のトランクスだ。理由は分からないけどみんなこれをはいている。
浴衣を締める腰帯もあるのだけど、多くの宿泊者はダラリと浴衣を着ているので、水色のトランクスが見え隠れしていた。
洗面、トイレは共同。
入浴は大浴場。
ちなみに男性の施設なので女性は従業員以外には見当たらない。
(ただし、地下一階に女性用サウナというのがあった気がする・・・)
僕の宿泊は7階だった。
5階のフロアに食堂やら、ロッカールームやら、コミックルーム、休憩所のような空間があり、そこから階段を下って大浴場に至る。
つまり、大浴場は4階になる。
大浴場に向かう階段の手前には、治療台などが用意されていて、奇麗なお姉さん方が「全身ボディケア」「中国式フットケア」「中国式オイルトリートメント」「タイ式ボディケア」行っている。
大浴場についてびっくりしたのは、韓国式あかすりのおばちゃんがいたこと。
脱衣場は異様に狭くて、単純に服を脱ぐだけの場。
そこを抜けると、おばちゃんがいるのだ。
浴場なのでみんなスッポンポンだが、お互いに恥じらいなどない様子。
僕はシャワーを手早に済ませて、自分の部屋に戻った。
夕食は学会の弁当を食べたので、それで終わることにした。
部屋ではあんまりバタバタで着ない、空間的制約もあるが、やはり、隣室の人たちに迷惑をかけないようにしないといけない。
皆さん静かに過ごされている。
最初、ロッカールームの存在を知らなかったため、荷物を持ち運んだんだけども、これはNGだった。
ここはゴソゴソするスペースではない。荷物などはロッカーにしまって、身一つで室内に入った方が良さそうだ。
しかし、この狭い部屋にはテレビも備え付けられている。
奥のつきあたり壁に背中をもたれかけさせて長坐位でみるのに最適になっている。
・・・というか、テレビの角度は変えることができない構造なので、そうしてみるしかない。
アダルトビデオも深夜2時まで無料で流されている。
が、テレビを見るにせよ、音はダダ漏れになる。
僕はヘッドフォンを持っていたのだけども、設備としてヘッドフォンジャックもないので、やはりダダ漏れの状態で音を聞かなければならないシステムだ。
ということで、テレビは見ないことにした。誰も見ていないようだし(あるいは、極小の音量で聞いておられたのか・・・)
ちなみに、コンセントというものもない。
携帯電話の充電はロビー近くにあるものの、室内では充電できない。
もちろん、パソコンもバッテリー電源を使用しなければならない。
・・・とにかく、カプセルホテルのベッドというのは、寝るためだけのスペースと考えた方がよいようだ。
くつろぐにはくつろぐためのスペース(つまり、先ほどの5階やロビー)まで移動するんだな。
あと、ネットは、無線がはられているわけでもなく、施設に固定されたパソコンでのみ利用可能となっている。
↑
この写真にはパソコンが移されていないけども、この台の上には、それはそれは古いタイプのウィンドウズパソコンが置かれていた。
そして自分のパソコンはつなげない仕組みになっている。
無線LANも飛んでいるが、持ち込みパソコンは跳ねられるため、ネットに接続できない。
・・・
室内にコンセントがあって、ネット接続可能な無線LANがはられていれば、文句なしの宿泊施設だと思ったのだが・・・。
部屋自体は、狭いことが帰って落ち着いたりもする。ゆったりと本も読めるし。
次、カプセルホテルに泊まることがあるかどうか、分からないけども・・・選択肢の一つにはなりそうだ。
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