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自転車泥棒

Weblog

職場へは隣の市まで、列車で通っている。
弓ケ浜半島を走る境線と、山陰尾日本海沿いを走る山陰本線に乗って。

田舎の列車なもんで
始発で出て、最終に乗って帰る。
そういった生活をしばらくしている。

寝るだけに帰っているようなもんだ。

かといって、仕事がそうハードなわけではなくて、単純に非合理的な生活をしているだけだ。
公私混同とかいわれそうだが・・・。

ポテンシャルから言うと、帰ろうと思えば5時過ぎの列車に乗って6時台に家に着くことも可能なのだ。

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今日は、最終より一本前の列車に乗った。

いつものパターンで、弓ケ浜駅に近づくと、定期券と自転車の鍵を探す。

家と弓ケ浜駅の間は自転車でたった5分足らずの距離。
駅前の広場に自転車を置き列車に乗っている。

ポケットに手を突っ込んでも、鍵が見つからない。

なくした・・・というよりは、こういう時は、たいがい自転車に付けっ放しにしていることが多い。

それで以前、自転車を盗まれたこともあったが、数日後にはちゃんと帰ってきていた。
なんとも律儀な泥棒だ。

とはいえど、盗まれてしまっては数日は少し辛くなる。

なんて、思いながら・・・

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無人の改札を通り過ぎて自転車置き場に向かうと、自転車を見つけることができた。
朝置いたそのまんまの姿勢でいる。

やはり鍵はついたままだった。

それよりも
非常に目立つものが、自転車のカゴについていた。

黄色い札が目立つ。

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自転車盗
多発!
盗難防止の基本はカギ掛けです!
忘れずにロックしましょう
米子警察署/米子地区合板協議会
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でも、これってさ・・・

『オーイ、ここに鍵がささったままの自転車があるぜ~!』
ってメッセージになりゃしないか?

ご心配はありがたいんだけども・・・

逆に、おとり捜査的な感じで、盗ろうとしないのだろうか・・・

いずれにせよ、自転車は無事で、鍵をかける必要性は以前と何も変わらないのだが
今後も気をつけたい。

黄色い札をたなびかせて自転車を走らせ、家に着いた。

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