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バックアップ

理学療法/病院

先日、既に退院された患者さんの担当ケアマネージャーさんから電話を受けた。

患者さんが退院後に通っておられるデイサービスセンターでの、介助法や過ごし方について相談があるとのことだった。

確かに、患者さんは認知機能にも運動機能的にも問題を持っておられ、生活に多大な介助を必要とされる状態だ。

「できれば、現場の状況をみていただいて、アドバイスをもらいたい」

そんな内容だった。

つまり、
「来てくれ!」
ということだ。

あるいは
「出てこいや(#゜Д゜)ゴルァ!!」
てことだ!

こう言ったことは、事前の打ち合わせ(カンファレンス)や、書類(添書)や電話対応では、なかなか十分とはいかないのだと思う。

事件は現場で起きているんだ。

そして、このデイサービスサンターには、PT(理学療法士)なり、OT(作業療法士)といったセラピストはいないということなので、なおさら意思疎通に配慮がいる。

その場での電話では、「できる限り行かせてもらおうと思うけども、課長に相談してみるので、また返事します」と返答しておいた。

さて、予想通りだったが
なにより嬉しいのは、事情を聞いた課長が、二つ返事で「いいよ。いってらっしゃい。」と言われたことだ。
こういう状況において、クドクドと文句や嫌みを言わないでいてくれるところに、強いバックアップを感じる。
決して、無関心なわけではない。
本来、僕が一時的にも席を外すということは、トータルな意味においても利益を生じさせないのだが、それでも、お任せを気取っておられる。

なので、その分、余計に怠けたことはできないと思った。

たとえば、僕が外出している間に、本来僕が行くべき入院患者さんはどうするのか?
・・・こういったところに出てくる代償的な不利益を、できるだけ少なくするように考えた。

僕の幸せな所は、
課長の理解もあれば、部下たちの理解もある・・・というところだ。

後輩君たちは、僕の代理で今日の理学療法を行ってくれることを快く引き受けてくれた。

何とも心強い。

・問題提起をしたデイサービススタッフ
・それを汲み取ったケアマネージャ
・ケアマネージャの電話を僕にまわしたMSW
・多忙な中での外出を許可してくれた課長
・僕の代理を(心よく)引き受けてくれた後輩君たち

その他もいろいろなご縁があるだろうが、とにかく強力なバックアップ体勢だ!

そのご恩に報いるべく、今日は力の入った訪問だった!

デイサービスのスタッフともケアマネージャー(実はアッシーもしてくれた)とも良いディスカッションもできたし、今後につながりそうな内容となった。

そんな充実した、理学療法士の一日だった。

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参考

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コメント

  1. 某Dr より:

    そうやって信頼されていることが重要
    「デイのスタッフが相談してくれる」
    その事実が一番重要。「信頼されている」ということだから。

    そういう積み重ねが地域の水準を上げると信じています。

  2. kazz より:

    re:そうやって信頼されていることが重要
    >某Drさん

    コメントありがとうございます!
    そうですよね。

    最初からアテにされなかったら、なにもスタートしませんもんね。

    今回行けて本当に良かったと思っています。
    積み重ね
    大切ですね!

  3. 女医M より:

    嬉しいよね
    求められた時に、タイミング良く行ってあげられる。
    自分のお世話した患者さん(利用者さん)に、在宅でも引き続き関われる(呼んでもらえる)。

    急性期病院が地域の中でしっくり溶け込めた瞬間みたいで感動!

    今度は後輩君もご一緒に?(課長は大変だ)

  4. kazz より:

    re:嬉しいよね
    >女医Mさん

    ありがとうございます!
    今回の訪問で、やはり現場を見ることの重要性を再認識しました。

    求められることと、それに応える努力をすること。
    考えていかなければならないことがあると感じました。

    もちろん行動をもって解決していきたいと思っています。

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