3度あることは4度ある!
てことで論文ネタ!
まだ、何かを掴んでいる途中なので、これから書くことには突っ込みどころが満載だと思う。
けど、「何かを掴みかけている時」のエネルギーやモチベーションってのは凄い・・・と我ながら思う。
今なら500円玉落としても笑って見過ごすかもしれない!
ハイテンション!
ハイパワー!
今の僕なら男塾にでも入れそう!
まぁ、落ち着いて聞け!
モチツケヾ(゜□゜;)ノモチツケ
今から20年も前に出された論文に心を惹かれているのだ。
デューク大学(Duke University)というところが出した論文で「DASI」についての論文。
DASIというのは「Duke Activity Status Index」の頭文字をとったもの。
原文はコチラ
A brief self-administered questionnaire to determine functional capacity (the Duke Activity Status Index).
Am J Cardiol. 1989 Sep 15;64(10):651-4.
よいこのみんなはググってね。
我々理学療法士は患者さんの「その後」・・・つまり退院後についてよくよく考えなければならない。
患者さんたちが「よりよく生活できているだろうか?」ということだ。
QOL(Quality of Life)、人生の質。
良い生き様を送れているのだろうか?
「人生の質」なんてのは人それぞれなので、なかなか評価しにくい。
DASI(Duke Activity Status Index)は、12 の質問を患者さん自身にセルフで答えてもらうアンケートなんだけど、Yes/NOで答えて、Yesにはそれぞれに配点がある。
この点数を足したものがDASIの得点になる。
そして
この合計点は、実は「最大酸素摂取量」と相関があるらしい。
最大酸素摂取量というのは、「単位時間あたりにその人が取り入れることのできる酸素の量」のことで、体力とか持久力みたいなもんだ。
DASIの質問は、以下のとおり。
■身の回りのことは出来ますか?
(例:食事、更衣、風呂、トイレ)
■屋内を充分に歩き回れますか?
■平地を2~3ブロック歩けますか?
■階段は上れますか?
■ちょっとくらい走れちゃいますか?
■ゴミ捨てや皿洗いなど簡単な家のことは出来ますか?
■掃除機かけやフロアの箒がけ、食料品を運ぶなど、ちょっと手間な仕事はできますか?
■床をゴシゴシ拭いたり、重い家具を運ぶといった、めんどくせえ仕事はできますか?
■熊手で草抜きやマシンを使った草刈りといった庭仕事はできますか?
■あちらの方はどうですか?(あちらって夫婦関係のアレです。)
■ゴルフやボーリング、ダンス、テニスのダブルス、野球やバスケやサッカーのボール投げといったレクレーション的な活動に参加できますか?
■水泳やテニスのシングルス、フットボール、バスケスキーといった激しい運動に参加できますか?
・・・
見ての通り、勝手な訳なので、ちゃんと知りたい人は
「DASI duke」とかで調べると、アンケート用紙とかも出てくる筈なので、そちらで原文を確認してね。
(質問用紙:ダウンロード)
ま、そんな質問を患者さんにセルフで答えてもらう
日本では「DASI」を使った研究が2003年に報告がある。
Duke Activity Status Indexからみた超高齢者(80歳以上)におけるCABG成績と適応
石川県中央病院の心臓血管外科のもの。
けど、それ以外は見あたらない・・・
なにせ、質問項目が日本人の生活様式にあわない部分もある。
セクシャルな質問んも日本では受け入れがたいかもしれないし・・・
(ま、発表がされないのはそれだけの理由じゃないだろうけど)
先ほども述べた通り、このDASIの得点は最大酸素摂取量と相関がある。
最大酸素摂取量を求めようと思えば、呼気ガス分析が必要だ。
脈なども測る必要がある。
たとえば100人、調べること出来る?
手間がいって出来ないでしょう!
でも、アンケートなら・・・しかもマンツーマンで質問するのではなくて、患者さんが自分で答えるアンケートならば100人でも1000人でも可能ではないか?
いちいち呼気ガス分析しなくてもいいから楽だ。
大勢の患者さんの調査にも対応できる。
セラピストも患者さんも余計な時間を取られない。
そして非侵襲(=痛みを伴わない)検査だ。
アンケートなら、患者さんも験者も時間を浪費しなくても済む。
100人でも一気に調査できる。
んで、やはり最大酸素摂取量が大きいということは、「疲れにくい」ということにも繋がっちゃうわけでしょ。
しかも、この12の質問はQOLにかかわるよりすぐりの質問だと、開発者も自負している様子が見受けられる。
これって、「使えそうだ!」と思って、調べてる。
「楽に動ける/生活できる」「酸素消費効率が良い」「行える生活項目が多い」
などなどをキーワードに頭をひねっている。
ただし、この「DASI」は主に、心血管疾患の方に用いられているので、その他の疾患・・・例えばTHAやTKAに代表される整形外科疾患や脳卒中の方にどうつかえるかは検討が必要。
てか、おそらく、このままでは使っても意味がないし、日本用に項目を変える必要があるかもしれない。
そして改変に伴って、最大酸素摂取量との相関は崩れる・・・
・・・なんて、考えつつ、苦悶しつつ、楽しんでる。
ま、20年も前にこんなことが提案されていたなんて、恥ずかしながら驚きだよ。
だれか、まともに勉強して研究発表してくれないかな?
いまなら「DASI」って希少価値ありそうよ(笑)。
てなことで、
1989年の論文は、著者の熱が伝わってくるような論文だから、一読をお勧めする。
まだ僕も調べ中なので、この20年の間に広まらなかった理由が「DASIは案外使えないもの」という結果に終着するのかもしれないけどね。
初めにも述べた通り
まだ、何かを掴んでいる途中なので、書いたことには突っ込みどころが満載だと思う。
とにかく、興味を持った人は原文原文を読んでみていただきたい。
なににせよ熱しやすく冷めやすい僕は、しばらく楽しめそうだ。
以上、酔ってて勢いで書いた。
勢いで書いたので、議事脱字や冗長な部分は後々修正する・・・と思う。
参考
A brief self-administered questionnaire to determine functional capacity (the Duke Activity Status Index)
ダウンロード
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