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ツナギ

「ツナギ」

って、ご存知?

依然、僕が担当させていただいていたジイサンが再入院してきた!
病気の問題もあり、座ったり立ったりが出来ない。いわゆる「寝たきり」。
認知症もあるし、いまいちボーッとしている。
声はかろうじて出るが、会話の内容もはっきりとしない。

そんなジイサンだ!

このジイサンが着ているのが「ツナギ」なんだけど。

なんというのか・・・ワンピース?

ピエロみたいな服で、チャックがいたる所についている。
このチャックは魔法のチャックで、ジイサンが自ら開けないような構造になっている!

ジイサンはお腹から腸に穴をあけていて、そこの管に液体の栄養を入れている。
・・・あと、オムツもしている。

普通の服を着ると、フト(←?)じいさんはオムツをひっぺがしたり、お腹の管を抜いたりする。

だから、それが出来ないように・・・管やオムツに手が届かないように・・・「ツナギ」を着させられている。
おまけに、指がつまめなくなっている手袋を付けられている。

そして、このような行為を「抑制(ヨクセイ)」という。

「抑制」をする時は、抑制の必要性やら計画の説明を行い「同意書(ドーイショ)」にサインを頂くが、こんなものに本人がサインするワケが無く、たいがいは説明を受けたご家族の方がサインする(あるいは、させられる)。

さて・・・
「ツナギ」を着させられて、両手に手袋を付けられたジイサン・・・

ふと看護師が部屋を訪問すると・・・

手袋も外し、チャックも開かれていた!!!

ナヌー(#゜Д゜)!!
看護師↑

しかし・・・不思議な事に管やオムツは手つかず・・・

ジイサン・・・何がしたかったのだろう・・・?

看護師が、ジイサンに声をかけると・・・

『挨拶代わりに、外してみた・・・』

と!!!

「挨拶代わり」ってジイサン・・・

ルパンですか?引田天功ですか?

これから何やらかすつもりですか?

コメント

  1. 花吹雪 より:

    Unknown
    つなぎや抑制帯見ると複雑な気持になりますが、おじぃさんの姿勢に元気もらいました!
    かっこいい!私もそんなスマートなおじぃさん(実際はおばぁさんですが)になりたいです。

  2. kazz より:

    >花吹雪さん
    これから、何が起こるか不安なような楽しみなような・・・ですが、早く元気になってもらいたいです!

    ジイサンの技を盗んで、僕も将来役立てたいです!

  3. ま~ より:

    Unknown
    なかなかやりますね~
    おじいちゃんも技をみがいてるのだ

  4. kazz より:

    >ま~さん
    「冴えてる!」って嬉しくなったよ。

    はやくツナギとてぶくろの無い状態にしたいっ!

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