ニコポン

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理学療法の世界で聞いた恐ろしい単語

■ニコポン

僕らの世界では
「ニコッ」と笑って,「ポンッ」とハンコを押すから「ニコポン」なんだそうだ・・・

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僕たちセラピスト(理学療法士,作業療法士,言語聴覚士)は,患者さんのアプローチの対価に診療報酬というものを得ることになっている.

僕らがアプローチすることで,患者さんからお金が病院に入る(といっても大部分は保険でまかなわれるのだが).

上限があるものの,「出来高払い」と言って,やればやるほど収入が得られるわけだ.

さて,
世にも恐ろしい「ニコポン」とは・・・

要するに,
「やったことにする」
というもの・・・

患者さんの部屋に行き「元気ぃ~ニコッ!」と声をかける.
セラピーはせずに,カルテに「実施~ポンッ」とハンコを押す.

これで,病院に収入が入る.

セラピストとしても,「実施した」という実績は残っていることになる(ポンッと).

多くは,寝たきりの患者さんや認知症の患者さんが被害(?)にあっているとのこと.
「私はリハビリ受けていない」とかいう訴えが出ないからだ.
認知症だと「まだリハビリには行っていません」って言われることも実際にある.
だから,実際に「ニコポン」されていたとしても,記憶障害で忘れたのだとあつかわれてしまう

報酬は保険から支払われるので,患者さんやご家族は気付かなかったりする.
受けてもいない行為に対して,知らないところでお金が支払われているてこともあり得る.

現状では20分以上行なうことで報酬が得られるのだが,患者さんはそんなこと知らない.
あからさまに「ニコッ」だけではなくても,10分だけアプローチしてカルテには20分(あるいは40分でも)「やったことにする」セラピストもいる.

腐った人間は,こんなことを笑いながらやっているみたいだ...
きっとそんな人に限って,「俺の年金は大丈夫か?」とか騒ぎ立てるんじゃなかろうか?

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あ~
書いていて,気分が悪い

でも,こんな事があるんだということを紹介したかった

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この記事へのコメント

  1. 最低です
    古い時代にはよくあったとのことですが,きっと今でもあります

    僕たちセラピストは,ほぼ個別(マンツーマン)に患者さんに接しているので,チェックなんてできないし・・・

    患者さんにご家族がついておられれば,「リハビリまだですか?」とか「こんだけですか?」とか,しっかりと訴えをされることもあるんでしょうけど...

  2. Re:ニコポン
    これは、驚愕の事実ですね。初めてしりました。
    ショックと呆れの気持で、どうしたら良いのか分かりません。

  3. 自問自答
    ニコポンは問題外として、もう一つ自問自答しなければならないことがあります。われわれのセラピーが、診療報酬に見合っただけのことを患者さんに提供できているかどうかということです。直接のお金のやり取りではなく、3ヶ月先に診療報酬という形で支払われるので、セラピストも患者さんもピンときていないのですが・・・。基準Ⅰならば20分2500円です。40分5000円。60分なら7500円です。セラピストの本当の真価は、開業してみないと分からないのではと考えています。

  4. >yoko_cancerさん
    どこの世界でもとんでもないことを考えたりする人がいるものです・・・
    書いていても,本当に気分が悪くなりました.

  5. >グラディエーターさん
    そうですね.
    報酬に関しては,本当に実感が無いのが事実だと思います.

    特に,ウチのような大きな職場では雇われ感が選考し,自分の行為が経営に反映されているということはうっすらとしか分かっていない気がします.

    報酬に見合っているか・・・って難しい問題です.
    医療や福祉は商業的なサービスと比較と単純比較できないですから・・・
    現状として,理学療法士に開業させたら,より商業的サービスに走る人もいるかもしれません.
    口のうまい人が儲けを得られて,実直に行なう人がビンボーになるということも十分あると思います.より理学療法技術が必要となくなるかも知れませんね...いまのエビデンスでは・・・

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