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北風と太陽

理学療法/病院

先日上司と面談を行った。
(上司の面談を受けたというべきか)

その中で上司にアドヴァイスしたことがある。

『北風と太陽』

イソップ寓話のひとつだ。

旅人の上着を脱がせるという力比べをした、北風と太陽。

北風は風を吹かせて旅人の上着を脱がせようとしたのに対して、太陽は照りつけることによって、旅人に上着を脱がせた。

外力によって動かす北風に対して、太陽は旅人自身がその行動を起こすように仕向けた。

様々なプランが組織の中である。

アレをさせようコレをさせよう、という場合、本人がそのように行動させるように仕向ける方が、結果的にはスンナリいくことがある、と思う。

自分が考えた結果を、そのまま人に伝達をするよりも、自分がその考えに至った過程を追体験させるような方が良い場合もあるだろう。

本人が自分と同じそのプランを提示するようになればなおよい。

もちろん、トップダウン的に、「まぁ、やってみろ」と、やらせてみて、その価値に追従してもらうことも良いかもしれないけども、組織の中では、何かを始める前から反発をする場合もある。

それは当然で、現状の中で努力している場合、その現状を崩すことがその人のプランを崩すことになるからだ。

あるプランに対して、反発があるのは良いことだと思う。それなりの理由があるのだろうから。

大切なのは、価値観を共有していくことだ。

お互いにやろうとしているコトがある場合、

そしてもう一つ、
やってもらおうとして仕向けようとしても、それでもなおその方向にコトが運ばない場合は、自分の出した選択が誤っている可能性もある。

もしかしたら、つまらない提案だったかもしれない。

自分の出した結果や選択が、案外につまらないものであったかもしれない、そういう可能性があることも頭の片隅に置いておかなければならない。

自分の思考結果が最上のものではない可能性がある。

相互作用により、よりよい選択ができるようになるかもしれない。

リーダは良い方向に導いていかなければならない。

奴隷に自分を引っ張らせるのではない。

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