介助方法指導

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仕事終了21時.

「先生ぃ!」

と,新人看護師さんに呼び止められた.
この春から,病棟勤務している看護師さんだ.

今日は準夜勤務で午前0時までらしい.

その看護師さんが,こう言ってくれた.

「先生が教えてくれた,患者さんの移動介助の方法,役に立ってます.最近,多用してますよ!」

なんてうれしい,知らせだ!
(その看護師さんによると,ベッドで寝ている患者さんを頭方向へ移動させる介助方法が役に立っているらしい)

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いままで,何回か病棟の看護師さんを対象に,患者さんの移動(ベッド上での身体の移動や,ベッドから車椅子に乗り移ること)の介助方法について指導を行なっている.

身体のさばき方や,環境の設定の仕方等だ.

看護師さんも日常的に患者さんの移動介助を行なっているのだが,その方法は,見よう見まねであったり,我流であったりする.そして,そのほとんどが力ずくで行なわれているため,看護師さん自身や,介助される患者さん自身にも負担の大きいものになっていることがある.

僕は理学療法士として

「こうしたらお互いに楽ですよ」

という方法を教えるようにしている.
・・・つまり,頑張って介助するのではなくって,いかに省エネで行なえるかというところである.

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こういう講習会(勉強会)で危惧するのが,「教えっぱなしで役に立たない」ということである.

勉強会で練習してみたものの,実際の場面では,いつもの手っ取り早い我流で力づくにやる・・・といったものだ.

教えたことが,いかに生きたものになるか,いつも頭を悩ます.

理想論や,原則を教えただけでは,実際場面に応用してもらえないような気がする.

「あ,楽にできた!」と実感していただかないと,やはり,仕事の場面では使ってはもらえないだろう・・・.

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僕の伝えたことが,

「役に立っていますよ」

って言われたことが非常にうれしかった.

役に立ったんだー

なので,今日は赤ベコで一杯!

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この記事へのコメント

  1. 私も
    役に立ってますよ~
    患者さんを頭側へスライドするときとか、トランスファーのときとか・・・。
    そのおかげか最近は腰痛がほとんど消失しました

  2. よかった!
    リハ子さんこんにちは(笑)!

    そういうご意見,何よりです!
    職場の腰痛率が上がらないように気をつけていきましょう!

    武術家の甲野善紀(こうのよしのり)さんも,介護技術を紹介されていますし,興味があります.
    技術は磨いて行かなければイケませんね!

  3. 教えてください
    患者さんのベット上での頭側移動はどうしたらお互い楽にできるのでしょうか。今はタオルで無理矢理引っ張り上げています。このやり方は褥創にも良くないとしっているのですが…効率に任せてしまってます。文章では限界があるでしょうが是非教えてくださいm(_ _)m

  4. 確かに文章では無理がありますが
    頑張ってみました!

    まず,患者さんを愛することです・・・.
    てのは半分冗談ですが,「患者さん大事大事」という気持ちでもって介助にあたることです.なによりも患者さんを大切にする気持ちで介助を行なえば乱暴な介助や時間至上主義の介助は亡くなります.こちらの出力中心の介助では,患者さんも介助者も負担が大きいです.患者さんや患者さんの身体と対話する気持ちで介助にあたりましょう.

    ■では,具体的方法(たしかに文章では限界が,動画とかアップできればします・・・期待薄)

    患者さんの「右」側から介助をする場合
    ・患者さんがベッドに寝ています.
    ・介助者は患者さんの頭と肩の間に左膝を置きます(マットの上でしたら正座でも横座りでもかまいません)
    ・このとき介助者の臍(ヘソ)の延長線上に,患者さんの右肩ー左股関節がくるようにします.←大事!
    ・介助者の前腕を患者さんの頭の下にくぐらせ手は肩甲骨後面(あるいは腋窩,脇腹)←患者さんに不快感を与えないようにソフトに持ちましょう.
    ・介助者の右手はズボンの腰の部分(ズボンでない場合は右大腿骨大転子部や大腿近位部後面)を持ちます.場合によっては,患者さんの右腋窩を,介助者の手のひらを上にした状態(介助者の肩内旋,前腕外旋位となる)でもつときもあります.

    いよいよ移動となりますが,コツは

    ・「ヨイショ( ゜Д゜)ゴルァ!!!」と瞬時に力を発揮しないで,ゆっくりと移動する.
    ・患者さんの頭方向へ移動するのではなく,介助者が後方へ重心移動する方向に移動.(つまり,患者さんにとっては股関節と肩関節の延長上にややななめにスライドする)←大事!

    ・介助者が後方移動するときに患者さんに触れている部分(手)を,介助者の臍の方向に軽く引き寄せる.

    ・移動範囲が広い(長い)場合は,一度で行なわず,数回に分けてスライドさせる.

    ※身体の置き方と,運動のタイミング・方向に多少コツが必要です.
    なので,看護師さんに指導する場合は紙面で行なわずに,其の看護師さんとともに実技練習をするようにしています.結局はケースバイケース,看護師さんのにもそれぞれ身体的特徴があありますし・・・

    でも,基本的要素としては以上となります.
    参考にしてみて,デフォルメして下さい.

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