地域に生きる

勤務の都合で、僕は明日から三連休。

夕方・・・といっても、だいぶん陽が長くなったので、昼間みたいだが、
今日は早めに職場を出た。

この休みの期間に備えて職場でやっておきたいこともあったのだけども、地区の仕事があったのだ。

今度、行われる町内運動会の打ち合わせだ。

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始発で出て最終で帰る。
そういった生活をしていたので、僕は地区に溶け込めていない。

今の住まいに引っ越してだいぶんになるけども、いまだに、誰がどこに住んでおられるのか？どういった方がおられるのか？などということが分かっていない。

恥ずかしい限りだ・・・。

最近は、土日の研修には出ないようになったので、日曜日は家にいることが多くなった。
だから、地域の行事参加もしやすい状況ではある。

今更ながらだが、地区に交わることは重要だ。
しかし、実行の部分がすすまなかった。

地区を盛り上げること。
地域に入り込み、その地域の人間になりきるということが、その地区の文化や芸術を醸成させる。人間も成長させる。
ひいては、それが国力となるだろう。

また、
国や社会、あるいは大小さまざまな組織のあり方を語る以前に、根本として自分の住んでいる地区をどれだけ考えているかということが必要だ。
根無し草ではいけないのだ。

自分の住んでいるところ、故郷を大事にし、しっかりとそこで皆と根を張り生きていくこと。

町民運動会も同様である。
そこで、人と人が交じり合い、楽しむ。

そういった思いで、町民運動会の打ち合わせに参加してきた。

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・・・とか、言いたいところだが、

実は、今年度より、ここらの地区（約３００戸）をさらに１６に区分けした班（約２０戸）の班長を任ぜられていたので仕方なく、出たのだ。
放棄するワケには行かない。

かなり前段が長くなってしまったが、地区の集会所に行くと、畳の広間に３０名近くの大人の人たちが集まっていた。
１６班の班長と、執行部や体育部長。

むろん僕も大人だ。今年で３５にもなる。

だが、違和感があった。
まわり人たちが高齢だからだ。

それにしても
畳の大部屋に用意した長机を前にして胡座する、オッサンやじーさんはかっこいい。

これぞ、集会！
という感じだ。

僕もはやく、集会の似合うオッサンになりたいもんだ。
決して、アルフィーの高見沢の路線にはならないよう注意したい。

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さて、
会議と聞くと、僕は結果としてしゃしゃり出てしまうことが多いので、この度は控えめにしていた。

時におり、大人達の意見がぶつかる場面もあったが、目指すは和顔愛語。
と、僕が志すまでもなく、地域のまとめ役の方（じーさん）の、場の保ち方はすばらしくて、前に出ないリーダーシップを発揮していた。
無理矢理ではないまとめ方を、ひっそりとされている。そうして場が安定するのだ。

町民運動会に、この地区から出す選手の選考もおこなったのだが、やはり、もめることにもなる。

スケジュールの調整もあるし、班長などは選手となる人に家にお願いをしにいかなければならない。
とはいえど、みごとに町内でうちの地区が好成績を収めるという夢も持っている。

集会の途中で
あるとき、まとめ役のじーさんに

「では、kazzさん、どうですか？」

と言われたので、「いいですよ」と答えた。

Σ( ￣□￣;）

答えてしまった後に、僕が綱引きの選手に選ばれたのだと気づいた。

工エエェェ(´ロ｀ノ)ノェェエエ工

ジーさんがニッコリ(^_^)しているので、まぁいいかという気分になったが、

・・・が、後から考えてもおかしい！
おかしいではないかっ！

なんで僕なんだよっ！
無理だよそんなの。見た事も聞いた事もないのに出来るワケないよぉっ！

ATフィールド！全開ッッッ！！！

てか、もう決ってしまったので、潔く受けるしかない。

『やります。僕が乗ります！』

・・・乗る？

ちなみに、綱引きとは、一本の綱を大勢の猛者が引き合うという神前の儀式らしい。

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僕には、武器がある。
職業柄の武器だ。

理学療法

今から、準備運動をはじめて、大会本番に間に合うように効率的な筋トレも可能だ。

とりあえず、

1日２回の腕立ての励行！
駅までは全力でチャリをこぐ！
階段は走って上るイメトレ！

そして、1週間後の運動会当日には・・・

・・・

僕はこの地区に骨を埋める覚悟でいるのだ。

なんだか、埋めるのが早くなりそうな気がしてきたが・・・
(l´Д｀)