ビバリハビリテーション

整形外科病棟の廊下を歩いていると、ふと見かけたことのある顔が・・・

少しして、以前担当させていただいていた方のご家族（娘さんと孫さん）だと・・・そんな気がして挨拶をした。

「どうされましたか？」

声をかけると、

「アラ！先生のおかげで、２年間も歩いて生活が出来ましたよ！」

とのこと。

で、どうされたかというと・・・

患者さんは９０歳も超えるオバァちゃんで、今回、転んで骨を折られたらしい・・・

・・・にしても、ご家族さん

骨折ったことよりも、２年間歩けたことを先に報告してくれるなんて・・・

嬉しいような、悲しいような

そういえば、前回入院されたときも、ほぼ寝たきりで、どうしようかって状態だっけども、見事に復活されたんだ。

歩けるようになって家に退院して、それから２年も元気に過ごされていたことは確かに凄いな。
本人さんの努力もあるし、ご家族さんのがんばりもあるだろう。

それなのに僕に対してお礼を述べてくれるんだから
なんとも有り難い職業だよ、理学療法士というのは。

さて、９０歳超えたオバァちゃんの病室に行くと。

僕のことを覚えてくれてたみたい！
か細い声で、「あ～っ！」と笑顔で迎えてくれた。

・・・横向きに寝たままだったけど。

ハナシも通じるし、認知機能も上々！

「痛いの大変だね」と声かけすると

「まぁ、自分でしたことですからね、ハハ！」

なんて、またもや、か細い声で言って笑っておられる。

「手術は明日みたいだけど、今回も僕がリハビリの担当になると思うから、一緒に頑張ろ～ねっ！」

と言うと、病室の後ろの方からご家族さんがバンザイしてくれたのが嬉しかった。

ご家族さんは喜んで言われた！

「よかった～！またこれで元気になれるね！」
「おばぁちゃん！またアガワさんが担当になってくれるって！よかったね！」

うんうん！
(・_・、) ホロリ
こちらこそ、ありがとう

まっ

僕は「アガワさん」じゃないけどね（爆）！
（似たような名前だけど）

ご家族さんの方は微かに僕の名前を覚えてくれていたみたいだ（笑）！

さて、頑張るぞリハビリテーション！
こういったオバアちゃんのプログラムをたてるのって、楽しい！

あれやこれや考えて、うまくいくといいなっ！

参考