最近、理学療法士協会の周辺で起こっているもの
ちょっと話題に乗り遅れた感があるかもしれないけども・・・
今回の選挙において、理学療法士連盟が会をあげて応援しているのが田中まさしさん
その理学療法士協会と田中まさしさんの間に金銭的な疑惑があるのではないかと報じたのが東京新聞
目次
「当選後、連盟へ3600万円」 参院選自民予定候補、17年に誓約書
・公職選挙法違反(利害誘導)に該当しない
と説明し
・誤解を招くのではないかとの指摘があったので、現在では趣旨をより明確にするため、誓約書を改訂した。
としているが、改訂内容は明らかにしていない。
(この件について理学療法士連盟からの公式な声明はなし)
これに先立つこと4月にも連盟と政治家が絡んだ事件が起こっていた。
連盟をめぐっては、今年四月の和歌山市議選で初当選した協会理事経験者が、和歌山県理学療法士連盟の複数の幹部に「当選すれば毎年百万円以上寄付させていただきます」と書いたメールを送ったとして、五月に市議を辞職。県警から同月に公選法違反(利害誘導)容疑で書類送検され、今月六日に在宅起訴された。
けども、理学療法士連盟がきっちりとした説明をしないから、余計な疑惑が深まってしまった感があるのでは・・・?
そして、違うところでもイザコザが発生している
理学療法士協会 VS 山口かずゆき議員
山口かずゆき議員(理学療法士、現職議員)の「国政報告書」に、理学療法士連盟が疑問を抱く部分があったようだ。
日本理学療法士協会が山口かずゆき議員を組織代表から外し、田中まさし議員を支援することになったことに対し・・・
私が立候補している現状からすれば、そのような事実がないことは明白なはずですが…。
①役員報酬が高額である事実、
②多額の費用を投じて役員以外がほとんど使うことのない会館を六本木に設立する
という事実に基づき、私の見解を述べたものです。
また、どのような組織であれ、多かれ少なかれ出てきて当然のものです。
こういった見解・意見が出てくることは、何ら問題ではなく、組織としての健全性の証であると思います。
追記:役員報酬の額
なるほど!
山口議員が指摘される「高額」ってのは
- 会 長 :1,500万円/年
- 副会長 :1,365万円/年
- 専務理事:1,275万円/年
- 常務理事:1,140万円/年
このことなのね。
仕事内容は不明だけども、確かに「理学療法士の給料がまったく上がらない状況の中」を考えると、どうなのかなと思わないでもない。
これ、われわれの会費で賄われているんだろうか・・・(それだけじゃないか)
協会側の反論が、かえって協会/連盟側に対する不満を助長しているように感じる。
さて、皆さんはどう感じるでしょうか?
とりあえず、どんな具合かを並べてみたのですが、間違いや説明不足などあったら教えていただければ、また追記という形で記事を修正しようと思っています。
最後に
より広い視野で政治・選挙・医療というもをみておられる(と僕が感じる)山口かずゆきさんのコメントで
「すべてのひとの健康と幸福を実現」するための組織として、組織に対する批判的な意見にも耳を傾けて頂ければ幸いです。
どうか会員の色々な意見に真摯に向き合って下さるようお願い申し上げます。
組織代表候補の当選を心よりお祈り申し上げます。
私も最後まで諦めず当選を目指します。
参考
- 当選後、連盟へ3600万円」 参院選自民予定候補、17年に誓約書 | 東京新聞
- 日本理学療法士連盟
- 日本理学療法士協会
- 参議院議員 山口かずゆき
- 山口かずゆき(参議院議員・理学療法士・介護支援専門員) (@teamkazuyuki) · Twitter
- 田中まさし(田中昌史) 公式サイト – 支える力を笑顔に
kazz blog「日本理学療法士連盟と田中まさし参院選候補が交わした誓約書」(2019年6月19日)
コメント
私見です。山口先生が「基本政策は変わらない。」と主張されるなら、今回の選挙で全国比例区で出馬するべきではなかったと思います。
先生は6年前の選挙で、日本理学療法士協会の組織代表候補として立候補され、リハ専門職団体からの応援を得て当選なさいました。組織代表議員になられたわけです。
組織代表議員というのは、その組織が提唱する理念や政策を具現化するために働く議員です。つまり、先生の行われてきた政治活動は、理学療法士協会やリハ専門職団体の理念であり、推し進めてきた政策の実現であったといえると思います。
リハ専門職初の国会議員としての先生のご活躍や実績は改めて言うまでもありません。我々の業界のためにご尽力いただいたことに、わたくしも大変感謝しております。
しかし、その詳しい経緯は存じ上げませんが、先生は今回の選挙では組織代表候補にはなられませんでした。今回の選挙は組織を2分しても勝てるような甘いものではないと思います。今までの先生のご活躍の結果を更に発展させてゆくためには、現状の国会議員2議席の確保は必須です。全国比例区では出馬しないという選択肢はなかったのでしょうか。個人的には大変残念でなりません。
コメントありがとうございます!
組織代表議員。そのような考え方に触れてなかったので勉強になりました!
このコメントも見ていただけると思います。大変感謝しております!
また何かありましたら、コメントよろしくお願いいたします!
その前に田中まさし氏の3600万円の密約が一番の問題でしょう。
組織を二分するとかの話じゃなくて…
コンプライアンスを守れない組織では、そもそもなにやってもだめなのではないか。
かがさん
コメントありがとうございます!
おっしゃる通りです。
各方面で怒りの声が大きいようですね。
当事者である協会・連盟と田中まさしさんから具体的なとした反論やコメントが出されていないのも不安を助長している原因と感じています。
山口先生の第一秘書が辞職なされたり、
私見になります。
山口先生の第一秘書が辞職されたり党を移籍されてる件は少なからず疑問があります。
今回の参院選。他の党からどのように見られるのでしょうか。本当に将来のための出馬だったのか。二分していいことはないでしょうに。山口先生こそ、みんなの前で質疑応答なりする責任はあるように感じます。
啓さん
コメントありがとうございます。
山口先生の出馬に対する反対の声をところどころ聞きます。
理学療法連盟からの返答では、そのあたりがよく伝わりませんでしたし、山口先生はTwitterで発信をされていますが、それだと山口先生側の意見しか伝わらない・・・という状態でした。
今回、山口候補の得票数は42231票。
維新の会最下位当選者は53086票で、その差は10855票。
山口さんの選挙活動の実態はわからないので、私の批判が当てはまるかわかりませんが、
しっかりとした選挙活動と療法士会への切り崩しを行えば当選の可能性はあったと思います。
山口さんのfbに「立候補したのですから、表明して想いを書いていただきたい」旨のコメントをしたところ、
直接それに回答するようなお返事ではありませんでした。
闘いが出来ないという意味では、山口さんの資質も問われると思います。
私が山口さんにコメントしたのは、選挙中に投稿していた内容に戦う意志を感じることが出来なかったからです。
理学療法士が社会的に認められ、もっと国民の幸せのために活躍できる存在となるためには、政治の役割も大きいです。
今後も協会員として、声を上げると同時に立て直しを望む声に力を貸していきたいと思います。
コメントありがとうございます!
いくつかの行動の目的が何だったのか…気になってきました!
批判や批判返しの内容がどうこうではない。
理学療法士の待遇改善を望むなら、なぜ反目してまで出馬したのか。そこが最大の問題である。
組織を二分すれば選挙で勝てない事は明らかであったのに。それすら読めないのなら議員の資格はない。
そして、このような対立構図を作ってしまった協会側にも腹が立つ。
もっと上手に事を納められなかったのか。
結局、理学療法士の誰一人として得をしない結果になってしまった。
foolさんコメントありがとうございます!
同感です!結果、どうもこうもの状態になってしまいましたね。
他の方からのコメントで少し思ったのですが、「組織を二分すれば選挙で勝てない事は明らか」ということも読んだ上で、あえて出馬されたのではないのかと・・・邪推でしょうか?
両者とも、選挙に勝つための行動が取れなかったのは、結果が示しています。
さて・・・、次を考えていかなければなりませんね。
チャンスが永遠に葬られたとは考えていません。
これからの山口元議員、理学療法士協会・連盟の活動に期待しつつ着目していきたいと思っています。
>「組織を二分すれば選挙で勝てない事は明らか」ということも読んだ上で、あえて出馬されたのではないのか
それはつまり理学療法士に不利益を与える目的で出馬したということになります。
そういった行動は山口先生自身にとっても理学療法士全体にとってもマイナスしかないので、そのような行動をとる合理的理由はありません。
しかし少なくとも私は、今回の行動を受けて山口先生を応援する気はゼロになってしまいました。
今回の件の余波はしばらく続くでしょう。もはや完全に一枚岩となる事は不可能かもしれません。
政治的に力を持たなければ理学療法士の待遇改善はありえませんが、それが大きく後退してしまいました。
山口先生の罪(あえて罪と書きますが)は大変大きなものであると考えています。
繰り返しますが、批判や批判返しの内容がどうこうではないのです。
理学療法士の政治力を弱める行動を起こした事自体が罪であると考えます。
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[…] kazz blog「けっきょく何があったの? |日本理学療法士連盟」(2019年7月20日) […]