添書

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添書

僕は急性期病院(病気や怪我をしたらまず行く病院)に勤めているので、リハビリで担当していた患者さんが他の病院へ転院される場合もある(というか多い)。

患者さんの多くは、

・自宅退院
・リハビリ病院でのリハビリ継続
・施設入所

という経過になると思う。

自宅退院においても、全く元気になった場合を除いては、介護保険などを使用し在宅サービスを利用されることもある。

添書は今後関わる医療スタッフや介護スタッフ宛に書く手紙で、こちらの病院で行なったこと(医療技術やサービス)、経過、気になること(注意点)、提案などを記したものだ。

だいたい形式は決まっている。

患者さんの医療・介護サービスを引き続き引き受ける担当者などは、この手紙によってだいたいのことを知ることができるようになっている、はず。

添書の形式がだいたい決まっているとはいえ、書く内容は人それぞれだったりする。

リハビリテーション添書には
理学療法士(理学療法士)、OT(作業療法士)、ST(言語聴覚士)が記す。
なぜだか、肝心要のリハビリテーション医が記すことはない(急性期の病院はどこもそう?)

僕は、担当した患者さんほぼ全例にリハビリテーション添書を書くようにしている。

例外は、渡す相手がいない場合。
つまり、急性期の提供する医療で十分元気になって、今後医療サービスや介護サービスを利用しない場合だ。

多くの方は、転院、施設入所、在宅サービスを利用することになるので、ほぼ全例書くことになる。

そこで
よく聞く言葉がある。

『特に言われていないので、作らなくてもいいんじゃない?』

つまり、送る相手先から添書の要望がないから、書いて送らなくてもいい、ということだ

わざわざ添書を作成するのが面倒という雰囲気も透けて見える。

・・・だろうけども

僕は、それでも書いてお渡しするべきだと思っている。

リハビリテーションの情報って、言われたから(要望されたから)渡すもの、でいいのだろうか?

医師からの情報、看護からの情報と併わせて、非常に重要なものだと考えている。

そして今後、医療・介護サービスを利用引き続き利用するならば、なおさらリハビリテーションの情報って重要なんじゃないのか?

なんか、ついで的な扱いをされているリハビリテーション添書について、それでいいのか?と思ってくる。

そして、こちら急性期病院のリハビリテーションスタッフの心構えとしてもそれでいいのか?と思う。

『この病院でここまでやりました。これから先をお願いします』
『こんなところが、難しかったです』
『こういう指導をしました』
『こういう点に注意が必要です』

なんてことを、こちら急性期側から連携先に発信すべきで、言われたから書くというものとは違うという気がするのだが・・・

気概というかなんというか・・・

先日も
言語聴覚士が言っていた。

『社会課から、特に向こうから要望されてないって言われたんで、また確認してもらって必要と言われたら書きます』

社会課は、入院中の相談のほかに、転院や退院、退院後のサービス担当者との打ち合わせも行なっている。
その社会課から「特にいらない」・・・正確には「先方から依頼が来ていない」と言われているので、書かないということだ。

僕としては

『え?今までせっかく僕たちがコッチでやってきたことを申し送らなくていいの?』

という感じなのだが・・・

もしかしたら、心優しい社会課としても、「わざわざ(僕たちの)手を煩わせるのは申し訳ない」という心理があるのかもしれない。

いつも「添書をお願いできないでしょうか?」「添書を作ってもらうことは可能ですか?」などと心優しく聞いてこられるのけど・・・

お願いも何も、必要なものは必要だろう。
と思う。

削って良い情報ではない、というのが僕の考えだ

なぜリハビリテーション添書が、申し送るべき当たり前の情報として扱われないのだろう?

多分だけど
こちらが、何を求められているのかよくわかっていなからだと思う。
僕たち(ごとき)の情報が役に立つとは思っていないのかもしれない。

また、こちらが当たり前と思っていることも、向こうにとってはそうでないということがしばしばあるのだけども、そういう感性がない。というところだろか?

こちらが、向こうの求めるだろうことを考えて、記載して送ることが大切だと思う。

その上で、情報の不備があるのかとか、わかりやすい記載方法があるとかをフィードバックしてもらえたらいいのに・・・

てな

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参考

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