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歩行を考える

理学療法/病院

今宵は仕事終わりに「歩行を考える」勉強会に参加!

歩行における基礎について、神経科学や運動学など多くのの視点からの知見を紹介していただいた。

若手のための基礎勉強会ながら、盛りだくさんの内容で勉強になった。

質疑応答でも受講者から手が上がり、臨床の視点からの解釈を伺ったものが出たのも良い点だった。

臨床家は、正常歩行における知見を独自に解釈し、個々の患者にどう適応できるかを考えなくてはならない。

正常歩行のメカニズムにを把握した上で、あるシステムが破綻された時の、その時のあらたなメカニズムを知る必要がある。
ある意味で、臨床において正常な歩行メカニズムは、そのままでは全く意味をなさないと思う。

一部において破綻したシステムをかかえる患者さんにおいて、正常歩行のメカニズムそのものを当てはめることは無理がある。
脳・神経生理にせよ、運動学にせよ解剖学にせよ、研究レベルでは、かなり限局したシステムを示しているに過ぎないからである。

そういった意味で、破綻したシステムをかかえる状態での歩行メカニズムといったことを紹介する勉強会や本や論説は十分ではないように思える。
あっても、それこそかなり限局した状態であって、それぞれの実証し得ない解釈の上でのものになっている。

そんなことを考えながら、そういった勉強会の開催もおもしろいと考えたりした。

つまり
正常な運動メカニズムと、あるシステムが破綻した状態での運動メカニズムの解釈。

きっと収拾がつかなくなるだろうけども、そういったことの積み上げが必要になってくるだろうな。
そんなことを考えながらの受講だった。

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参考

KAZZ BLOG「リハビリ」関連の記事
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追記;
今回講師が講義で使用した本は以下のとおりとのこと。

ペリー 歩行分析―正常歩行と異常歩行
クリエーター情報なし
医歯薬出版
(シリーズ移動知) 第2巻 身体適応 歩行運動の神経機構とシステムモデル
クリエーター情報なし
オーム社
基礎運動学第6版
クリエーター情報なし
医歯薬出版
病気がみえる 〈vol.7〉 脳・神経 (Medical Disease:An Illustrated Reference)
クリエーター情報なし
メディックメディア
歩行のニューロリハビリテーション―歩行の再獲得をめざした理論と臨床
クリエーター情報なし
杏林書院
モーターコントロール―運動制御の理論から臨床実践へ
クリエーター情報なし
医歯薬出版
カンデル神経科学
クリエーター情報なし
メディカルサイエンスインターナショナル
プロメテウス解剖学アトラス 頭頸部/神経解剖 第2版
クリエーター情報なし
医学書院
動作分析 臨床活用講座―バイオメカニクスに基づく臨床推論の実践
クリエーター情報なし
メジカルビュー社

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