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ミラボー曰く

小説フランス革命を読んでいる。

バスティーユの陥落 小説フランス革命 3 (小説フランス革命) (集英社文庫)
クリエーター情報なし
集英社

この文庫版は、9月から毎月1巻ずつ発刊されるのを楽しみにしている。

フランス革命のそれぞれの立役者が登場し、物語を盛り上げる。

ミラボーもその一人で、毎度重要な役割を果たす。

ミラボー曰く
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大切なのは議論を通して、最善の結論が得られることだ。
ところが、ひとりの人間の意見が最善ということはありえない。
ゆえに反対意見が必要になる。
言葉を足せば、反対意見というものは、見落とされていた点に注意を促し、あるいは足りないところを補い、そうすることで結論をより完成に高めるためにあるんだ。
論者と論者は対立関係にあるんじゃない。むしろ共闘関係にある。
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ミラボーらしいというか、非常に腰の据わった、かつ柔軟な発想であると思う。

人は、意見の食い違いなどがあると、それを口に出す出さないに関わらず、敵味方の関係を簡単に作り出してしまう傾向にあると思う。

ミラボーのように状況を概観し、「さらにその先のため」が見通せるようになりたいもんだ・・・。

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