今日はリハビリ(理学療法士)内での勉強会だった。
テーマに選んだのは
「美味しいシナモントヲスト」
でもなく
「美味しい出雲そゔぁ」
でもなく
パーキンソン病について。
少し前になるが、雑誌『内科』5月号で特集されたのをもとにパーキンソン病の理解、大脳基底核の理解、Braak仮説を基軸にした。
内科 2010年 05月号 [雑誌] | |
クリエーター情報なし | |
南江堂 |
基本的な知識もそうなのだけども、伝えたかったのは、「患者さんをしっかり観察しよう」ということ。
僕らは、日々の診療の中で、患者さんの話を聞いたり、動作を観察したり、身体に触れて動かしたりと・・・気付きのポイントはたくさんある。
ご家族や看護師さんが、なんともないと思っておられることでも、ほんおわずかな症状の出現として気づくことができる。
その気付きのために、起こりうる状態を知識として知っておくことが必要だ。
そして、臨床の中の気付きをカルテに記入しておいた方が良い。
僕らの気付きが医師の診察の手助けになるかもしれない。
ひいては、より有効な治療を患者さんに提供できるための手がかりとなるかもしれない。
実際、僕はそんな経験を沢山してきた。
医師も真摯に僕達の声に耳を傾けてくれる。
今日の勉強会はコメディカルの勉強会だ。
毎度のことながらリハビリ課の医師も参加してくれた。
うんざりするほど沢山の仕事を抱えておられるのだけども、後ろの方に席を取られて参加されるのが定例のようになっている。
前回も思ったのだが、毎回セラピストの勉強会に参加してくれて、終了後は必ず発表者のところに来て「勉強になりました。ところで…」と労いの言葉や感想を述べてくれる。
これって素晴らしいと思う。
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