今日は
■脳卒中地域連携パス会議
松江圏域の連携病院のパス担当者が集まり、会議を行った。
議案としては
・連携病院(回復期)の報告について
・使用するパス様式の変更について
・維持期(開業医)との連携について
といったもの。
僕が正直に感じるところは
回数を重ねるごとに、手抜きになっている部分がある・・・というもの。
↑ウチの病院(=急性期)がね。
準備不足というのか・・・準備する気がないのか・・・
そもそも、連携を地域に呼びかけた急性期病院が高いモチベーションを維持しなければならない筈なのに、パス適応症例数の把握すらしていない状態で会議に臨んでいる。
しかも、会議の終わりに、連携病院から「今回は人数などの報告はないのですか?」といわれ、やっと「すみません。把握していません」みたいな返事・・・
どっかの総理大臣を見ているようだった。
シャキッとせいやい!
(#゜Д゜)ゴルァ!!
と言いたいところだけども、会議で自病のスタッフを怒っても仕方がないし、分裂しても仕方がないので、後日、クドクド言わせてもらうことにする。
( ̄ー+ ̄)ニヤリ…。
会議において
僕としては、毎度言うことを今回も言った。
『ぜひ、患者さんの状況を教えてください。
急性期から転院された”その後”を知ることは、急性期病院のスタッフにとって大変重要です。』
といった内容だ。毎回そう発言している気がする。
(※ちなみに、「会議」という環境は、なんだか連絡・報告的になってしまいがち。意見のぶつかり合いをしてもいいくらいだと思うのに・・・)
そして
添書返し(=転院先病院からの状況報告)について質問があった。
『連携パス適応患者さんの添書返しと、パスの適応されてない患者さんの添書返し・・・送付先はどこか?』
といったもの。
結果は、パス使用の有無にかかわらず、地域連携担当者に一元化するということに落ち着いた。
やっとこの状態になった!
あとは、地域連携室が添書の返しが届いた時点で、スタッフに報告をするシステムを作らないといけない。
バカみたいな話だが、連携先からパスの返しがきても、地域連携室が院内スタッフにアナウンスしないもんだから、急性期スタッフとしては、だれが自宅退院されて、いつ添書が戻ってきたのかが把握できないでいる状態だ。
連携先のスタッフが一生懸命書いていただいた資料に目を通すのはかなり時間が経ってからになることもある。
(あるいは目に触れないことも・・・)
連携際の皆様ごめんなさい。
m(__)m
『連携先からパスが帰ってきたら連絡をちょうだい』と何度も申し出ているだが、『そちらが見に来てください』みたいな返事しかもらえていない。
書類がいつ返ってきたかわからない状態で、どうやって見に行けるというのだか・・・
まぁ、改善してやる!
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会議が終わった後は、会場となった病院の回復期リハビリテーション病棟を見学させていただいた。
それぞれの工夫があるな。
ウチの看護師さんが、もっとも感動していたのは、詰め所前の広場。
こういった空間があったらいいと、溜め息を漏らしていた。
余裕のない所で、余裕のないスタッフが動くのは危険だし、リハビリテーション以前の、医療行為とかケアが行えない。
見学は本当に参考になった。
参考
KAZZ BLOG「地域連携パス」関連の記事
KAZZ BLOG「リハビリ」関連の記事
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コメント
Unknown
今回は米子の会議と重なって出席できませんでした。大学病院が、回復期側からの要求(ようするに僕だけど・・・)で、脳卒中入院数、回復期への転院数、パス適応数、そして回復期からの返事の数、その各症例のBIの改善度などをまとめて報告してくださるようにしています。
松江の会議でもこれくらい要求してみようか?
>某Drさん
それで、おられなかったんですね。
残念です。
脳卒中入院数、回復期への転院数、パス適応数、回復期からの返事の数・・・少なくともこれらは、国(県)への提出書類に盛り込まれているので、必ず出せる筈ですよね。
もちろん急性期側の施設からしか出ないデータなのですが。
こういった、少なくとも紹介できるデータすら用意せずに、「連携」と名のついた会議を開催するなんてのは非常におかしいことだと思っています。
骨パスの方は、出せているのに・・・。