昭和16年12月8日に真珠湾の奇襲を行って、大東亜戦争(第二次世界大戦、太平洋戦争)が開戦された。
昭和20年8月6日に原爆が広島に落とされ、続く9日に長崎の原爆に続く。
15日、日本は敗戦した。
アメリカによって原爆が広島に試し打ちされて、64年が経った。
原爆が落とされたその時刻、8時15分からの1分間、黙祷を行うために作業療法室に向かった。
まだ電気を付けていないし、誰もいないし、黙祷にはよい。
課長も来られた。
「誰も忘れているのかなぁ・・・」
課長もこの部屋にやってこられた。
・・・と思ったら、今日は会議の日だったらしい(月一の会議はいつもこの部屋で行われる。)
会議のメンバーはまだ集まっていなかった。
僕も会議のメンバーなんだけども、てっきり忘れていた(というか確認していなかった)。
続いて、係長もやってこられた。
そして、8時15分となり
「黙祷しましょう」
と、僕が言うと。
課長も係長も2人は釈然ない様子だったけども、「あぁ・・・」とかいって、気付いてくれたみたいだった。
課長が係長に「(彼は)右翼だから」と言って笑われたので、「国民が行うことです。」といっておいた。
まさか、課長が本気で「黙祷は右翼がするもの」と思われていたワケではなかろうが・・・
現状日本を考えると笑えない。
なにせ、国旗をあげること、国歌を歌うこと。
そして、こういうことに誇りを持つことが、(国民として当然であるはずなのに)、「右翼だ」と笑われてしまう。
いつのまにか、日本は日本であることの誇りや一体感を忘れてしまって、国家観のない「JAPAN」になってしまっている。
日本人はいなくなって、「日本という地域に住む人」になってしまっている。
日本が、独立した国として護ってきたものは、こんなにもはかなく崩れ去るのか。
戦没者、安らかなれ。
どうか、この国をお護りください。
コメント
Unknown
「黙祷」が右翼とは心外ですね・・・
実際問題、広島・長崎に住んで学校教育(平和教育)を受けていない人には、実感は湧かないのだろうと思ってしまいます。
8月6日8時15分、8月9日11時2分には、町中にサイレンが鳴り響きます。
私は、広島・岡山・鳥取(倉吉)に住んだ事がありますが、広島以外の土地では、原爆については知識としてしか知らない人が多いなぁ~と感じています。
>korokoroさん
こんにちは。
コメント有り難うございます!
原爆については知識としか知らない・・・というか、知識としても知らないことが多くあると思います。
日本よりもっと離れると、さらに知識も薄れるでしょう。
アメリカでの教育では、原爆の被害者数を、原爆が爆発したその時の死亡者数でしか表していない(つまり被害を小さく見積もって教育している)という話を読んだことがあります。
原爆について、広島・長崎に向かうことが必要だと思います。
そして平和教育は、広島・長崎に留まってはいけないと思います。
「唯一の核被爆国」として、日本があげられていますが、実は間違いです。
中国では1964年~1996年にかけて、核実験として自国に原爆を落としています。
北京に風が流れていない時を狙って、ウイグル人(漢民族に無理矢理土地を奪われ、国籍としては中国人)の住む東トルキスタンに向けて原爆を落としてます。
1000キロ離れた地域でも奇形などの被害が出ているらしいのですが、ウイグル人の住む都市は核実験場から100数十キロ程度の距離にあるということです。
計算上では急性死亡は19万4千人、白血病は120万人にも及ぶと言われています。
中国機密文書の漏洩からは85万人の死亡という話もあります。
けども、日本では、アメリカ・ロシアの核については語るものの、中国の核については語ることがほとんどありません。
400以上の核弾頭を配備していて、そのうち100程度が日本に向けられている状態らしいです。
中国の核の威力は、総じると、広島・長崎に落とされた物の17000倍だと言うことです。
人間が歴史から学ぶ生物であるように、そう願いたいです。
「平和」ということについては「平和!平和!」唱え願うだけではなくて、「平和の中身」を論議すことが必要かと思っています。