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添書

添書(テンショ)

ウチの病院から他の病院に転院される際に作成する申し送りの書類。
僕らセラピストはリハビリに関しての情報を書く。

決まった書式が無く、セラピストごとにフリー記載だ。

転院先のセラピストが何を望んでいて、どのような情報をかき込めばより患者さんに有益になるか・・・悩ましいところだ。

最近は、治療経過や改善経過の時系列記載をしたり、姿勢や動作手順等を写真にして加えていることにしている。

すくなくとも、現況報告のみにはならないようにしているつもりだ。

不十分なことが多く、まだまだ、工夫が必要だと思う。
それにいままでもさんざん(文句を)書いてきた。

が・・・

またもやひどいのを発見した・・・
もはや情報としての価値を失っている・・・

作業療法士の記載

麻痺のある片側上下肢の関節可動域制限の情報を書いただけ・・・ADL(日常生活動作)に関しては・・・
整容の一部意外は全介助という内容・・・

患者さんの人生を全て書き込めとはわないが・・やる気が無さ過ぎる。

可動域を記載しても、転院先のセラピストは「あっそ、みたまんまね」てことになるのではなかろうか?

コミュニケーションに関しては、言語聴覚士の内容のグレードダウンしたものを書いているし(てか、「口パク」なんて単語を使っているし・・・)、ADL内容も、「全介助」という単語の他に状況を説明したものが無い。

どのように介助が必要かとか、どうしていくべきかとか、どうしてきたのかとか・・・そんなものが「全介助」の3文字になっている。

てか、患者さんは今後の人生どうするんですか?
て、話だ。
関節がどのくらい動くとかが人生ですかいな?
障害の少ない側の手足でできることや、喜びや生活の仕方・・・そんなものより関節の動きのみが必要ですかい?

コレが国家資格を取って5年も経験を積んだ専門家が書くことだから・・・
(自分を棚に上げてしまってはいけないが・・・)

彼女(作業療法士)の書いたものを一度プリントアウトして、赤ペン添削しておいた。
もう真っ赤っか!

直接「やる気あるのか(#゜Д゜)ゴルァ!!」と叱りたいが、明日は僕が休みだし、その後の土日は作業療法士が休みとなる。

「もう知らん」
と放っときたいけどネ・・・

僕らが、どのように振る舞おうと
退院に際して、患者さん/ご家族は「ありがとうございました」と深々と頭を下げていかれる。

これでいいのだろうか?
「ありがとうございました」に恥じないセラピストでいられるのだろうか?

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参考

KAZZ BLOG添書関連の話題

コメント

  1. life-reha-care より:

    以前
    以前ウチの施設へこらた方で、
    「身体機能維持のため、平行棒内歩行訓練をお願いします」と添書に書いてありました。
    その方の入所の日、ご家族さんの車から降りて歩いて施設へ入ってこられた方があります。

    それだけずれると、もう喜劇ですよ・・・(苦笑)

  2. グラディエーター より:

    添書一考
    どんな剛速球を投げたとしても、どんな変化球を投げたとしても、どんなスローボールを投げたとしても、受け手が捕れなかったり感じれない相手では・・・。予め転院先のスタッフが、知りたい情報項目を記載した『添書』を急性期の病院に送り、急性期の病院のPTさんたちが返信するというのはどうでしょうか?

  3. kazz より:

    >life-reha-careさん
    こんにちは!

    凄いですね。。。ズレ過ぎです。
    患者さんを間違えられたのか、何らかの意図があったのか分かりませんが・・・。

    そういった場合は、添書の送り主に対して、なにか連絡をとられたりするのですか?

    ホントに情報のやり取りって難しいですよね。

  4. kazz より:

    >グラディエーターさん
    こんにちは!
    いい案ありがとうございます!
    (特に情報いらないとかいわれたり、そういう態度とられたら悲しいですが・・・)

    ボールを投げない人もいますし、きっと受け取らない人もいるんでしょうかね?
    (受け取”れ”ない・・・ではなくって)

    僕はなるべく豪速球を投げようと思っているんですが(笑)、後で見返すと、「これって、簡潔さにかけるよな・・・」なんて思ったりもします!

    転院先の病院に要望を頂くという手はいいですね・・・(いまのところ、急性期に情報提供のありかたを丸投げされている気もしますし・・・)

    てか、情報共有を突き詰めて、連携パスとかになるんでしょうか・・・

    何にせよ、お互い(急性期~在宅)が独立しすぎて、分断された医療・リハが行われてしまいがちな気がします。

    患者さんに迷惑をかけることになるんじゃないかと心配しています。

  5. ミーゴ より:

    はじめまして
    少し前から、ブログ読ませていただいてます。
    私は今、OTの学生で勉強中の身です。
    KAZZさんのブログ楽しいですね。
    PT・OTは人と接する職業ですものね、何が大切なのか、日記を読んで勉強させていただいてます。

  6. kazz より:

    >ミーゴさん
    いらっしゃいませ!
    楽しんでいただけて光栄です!

    結構・・・しばしば?
    くだらないこと書いていますが、お許しください!

    学生さんとのことで、臨床を楽しみにしながら勉強頑張ってください!

  7. ま~ より:

    Unknown
    形式がないって大変・・・

    つくってみては?

    アンケート方式とかでチェックしていけるような
    項目と、からだの図をいれてそこに
    いろいろ書き込めるようなスペースつくったり・・・

    なくて不便なら、つくりだそう♪

  8. kazz より:

    >ま~さん
    僕は個人的にはフリー記載が好きなんだよね!

    連携パスとかの決まりきった様式でも、コメント欄大活躍で!
    (ほんとはそれじゃイカンが・・・)

    患者さんのリハビリについて、どういうところに苦悩して・・・てところは、チェック欄とかでは表現しきれなくって・・・。

    結局、フリー記載の方が「あーでさこーでさ」ってことが言える気がするのよね!

    あと、フリーでかけるようになってからチェック方式にしないと、チェックだけ付けて患者さん像の見えない添書をつくるセラピストが横行するような気がして~

    記事中のOTさんなんか、適当すぎるもん、情報が。

    まぁ、一定のレベルを保つ書式にするには定頸のものが必要かなぁ~(悩)

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