課内の会議が毎週行われるのだけども
最近のトレンドとしては、いまいちスッキリしないものになっていると感じる。
議題にあげられる課内の課題
その問題解決に向かっての取り組みは良いのだけども、
そもそもの問題の提起が釈然としないのだ。
”マイナス幅を減らす”
という内容、これを繰り返しているような気がしてならない。
前に進んだ気がしないのだ。
課内の悪いところを見つけて、それを改善する内容。
「問題」の出し方が、おかしいと感じる。
「スタッフ(あるいは組織)が悪いことをしている」
という視点に立ってスタッフ(あるいは組織)を見ると、悪いことをしているスタッフ(あるいは組織)として眼に映るんだろうと思う。
そういう視点から改善策を見つけようとしても、トータルとして課にとってはプラスには働かない。
むしろ、スタッフからの猜疑心や不満が挙がるだけだろうと思う。
そして、改善策と思ってやっている取り組みも、単なるクレーマーのような状態になり、より働きにくい職場になってしまうのではないだろうか?
コーチングでも大切なのだけども、
”” いかに問題を作り出すか ””
というところは重要なポイントだ。
あそこが悪い、ここが悪い
と言いふらして自己陶酔していても、マネジメントは上手くいかない。
われわれ理学療法士
自身の専門性に誇りを持っているのならば、他者を攻撃するのではなく、他者を認めることから始めてもらいたいものだと思う。
「どーせ」とかいう接頭語をつけて他者に接すると、そのようにしか見えなくなってしまうものだ。
自分も誇りを持ってやっているのだから、他のスタッフも何かしらの思いがあってやっている行動だろう・・・
と、そういう視点に立って世界を見回してもらいたい。
お互いに理解し合うこと
その上で問題提起をすれば、会議も議論もより実りのあるものになると思う。
クラッシャー上司 平気で部下を追い詰める人たち (PHP新書) | |
松崎 一葉 | |
PHP研究所 |
コメント