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キロ

今日は夕方から神経内科の勉強会に参加した。
2時間の楽しい勉強会だった。
新人看護師向けの基礎的な勉強会だったけども、新たな発見がいくつもあった。

勉強会は非常に有意義だったけども、同時に、疲労感を感じていた。
疲労感というか、睡魔。

相反する欲求だった。
勉強会はいつもながら非常に面白いが、同時に身体に蓄積された疲労が休養を求めているんだ。

臨床の後ってのは、どっと疲れが来ることが多い。

患者さんとともに戦った後だからだ。

・・・といえば、格好つけ過ぎになる。
単純に日頃の不摂生のせいだろう。

そうえいば、昼に食べた「ざる蕎麦」が身にしみた。
その時も、疲労を感じた。

疲労を感じたというより、疲労を感じている自分を感じた。

そういうことを思い出した。

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勉強会を終えたあとは、カルテ入力。

調べものをしながらカルテ入力をした。

終わったのが21時10分だった。
結果的にはいつもより早く終わった。

けども、この時間からだと、どのみち最終列車に乗らなくてはならない。

田舎の列車は本数が少ないからだ。

松江駅を出て、米子駅で境線に乗り換える。
境線の最終列車は23時15分。

この最終列車に乗るためには、松江駅で22時44分の列車に乗らなければならない。
もう一本前の列車に乗るには21時17分の列車に乗らなければならない。

到底間に合わないのだ。

ということで

職場で1時間ほど仮眠を取ろうと思った。

職場は病院。
リハビリ部屋にはマットがたくさんある。

その中の一つの小さなベッドに身体を横たえたけども、どうも寝付けない。

蒸し暑いせいだろうか・・・
院内といえど、夕方からは空調が利いていない。

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仕方がないので、病院を出て駅前あたりで一杯飲んで帰ることにした。

行きつけの「赤ベコ」という寿司屋でに向かった。

熱燗と・・・

刺身、なんでもいいやとお願いした。

カウンターの向こうでは女性の職人さんが手際よく用意してくれた。
見た目だけでは何の刺身か分からなかったので、聞いてみたりした。

白身の美味しい刺身だった。

添えられたキューリとイクラも美味かった。

熱燗をチビリチビリと吞みながら。
深く身体の力抜いた。

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寿司屋は狭いカウンターだ。

隣には同じく常連らしいの若い女性が座っていた。
ビールを注文してたっけ。

既に酔っているような話し口だったけども、まだ一滴も吞んでいないんだと隣の客に話していた。

不意にその娘が歌を歌いだした。

「アブラハムには七人の子 一人はノッポであとはチビ」

その子によると、「アブラハム」というのは地名に違いないということだった。

そんな他愛のない話に、笑ってしまった。

不意に、カウンターの向こうから、あれ学校で習ったのかな?
と僕に聞いてきた。

それを切っ掛けに、隣の女の子と「アブラハム」の話しになった。

アブラハムは聖書に出てくるアブラハムでしょう。
地名ではなくて人名の筈だよ

・・・と答えた。

アブラハムの子供には、イサクとか・・・

そのあとが続かなかった。

イサクの他に思い出せない。

酔っているのか、疲労のせいか・・・

そもそも、この歌のアブラハムが聖書のアブラハムだというのは、全くの僕の当てずっぽうだ。
おそらくそうだろうという具合のものだ。

イサク・・・

そういえば、
出された刺身はイサキだった。

なんて、くだらないことを考えながら、列車に揺られて帰路についた。

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