ふと思い立ち、職場を早々にでて、図書館に行った。
病院(職場)図書館ではなくて、
あまり行かないので知らなかったが、今の時期は19時まで開館しているらしいので、そこまで急がなくても良かったみたいだ・・・
前(2010.03.07)にも書いたが、最近は社会学(こと「社会システム理論」)に興味があって、ニクラス・ルーマン、大澤真幸の本を借りるのが目的だった。
本は買うのが一番だと思っていたが、この専門書は高いのだ。
医学の書物に10,000円ならば、まだ納得はいくけども、少し興味を持ってみた(しかも読めるか分からない)書物に同じ金額をかけるのは、貧乏人の僕には少し(←てか相当)気が引ける。
図書館はインターネットの無線スポットがあるので、自分のノートパソコン(macbook)で図書館にある本を検索しすることができる。
便利だ!
で、借りたのは(当初の思惑とは少し違ったのだけども)
身体の比較社会学〈1〉大澤 真幸勁草書房このアイテムの詳細を見る |
身体の比較社会学〈2〉大澤 真幸勁草書房このアイテムの詳細を見る |
社会の社会〈1〉 (叢書・ウニベルシタス)ニクラス ルーマン法政大学出版局このアイテムの詳細を見る |
社会の社会〈2〉 (叢書・ウニベルシタス)ニクラス ルーマン法政大学出版局このアイテムの詳細を見る |
買えば29,000円
やはり、ただで借りるのがいいな。
(この本も、もとは税金で購入か)
でさ、スゴイんだよ。
何が凄いって・・・
分厚い!!
↓
一冊ずつ借りた方が良かったか・・・
図書秘書さんに「どれくらいの期間借りられますか?」って聞いたら
2週間とのこと。
2週間で読めるか~(ムリだろうなぁ)とうなだれていたら、
「次に予約が入っていなければ、もう2週間延長も可能ですよ(^_^;)」
とフォローしてくれた。
てなことで、4冊とも借りることにした。
カバンが重い重い!
帰りの汽車の中で、さっそく大澤真幸から読むことにした。
が
おもしろいおもしろい!!
これはおもしろい!
単純に社会学に触れたかったんだけども、これはセラピストにもおすすめ!
(てかオイラ、セラピストか・・・)
第一部は
「内在と超越」と題されているのだけども、その根本、「内在性と超越性」について話が始まる。
そこで用いられているのが、ツァラトゥストラの話
「ツァラトゥストラかく語りき」の中の「三段の変化」(ラクダ→獅子→幼子の変転)の解説から話を進めている。
グッと引き込まれるね。
そして
『存在者をなにものかとして同定することは、その存在者にとっての他なる可能性~別様な同一性のもとで存在することの可能性~を潜在化することに他ならない』
僕はいままで、「個」あるいは「特定のシステム」が如何に特定されるかに興味があったんだけども、「個の特定」をするってことは、その個(=存在者)の有り様を見るだけでは不十分で、この個に内在する潜在的な『他であることの可能性』、それを存在させて、さらに否定する作業でもあるってことだ(きっと)。
『他なる可能性を否定する操作』か・・・なるほど!
頁をすすめていくと「原身体(性)」というところにたどり着いたんだけども、
この「原身体(性)」
というものは、野口三千三の言う所の「原初生命体」とのことらしい。
うわ~!
つながるつながる!
てことで、言語ともつながるわけだ!
呪ともつながるわけだ!
スゲー!!
(
参考
タルコット・パーソンズの提唱した社会システム理論をニクラス・ルーマンはオートポイエーシスを導入し引き継いだ。
そのオートポイエーシスで名をはせたヴァレラのエナクティブ・アプローチで書かれたアフォーダンス理論に対する理解と批判はとても勉強になる。
認知科学を学ぶには・・・
ってオイ!
ヽ(#゜Д゜)ノ┌┛・;
オイラ、「社会学」を読もうと思っていたのにぃ!!
(´・ω・`)=з
まぁいいか、全部つながっているってことで。
ともかく、この分厚いの、しばらく時間がかかりそうだ(が楽しめそう)
冷めやすい性格なので、あきる前に読まなければっ!
(・`ω´・)キリリ
参考
KAZZ BLOG「identify」(2010/03/07)
KAZZ BLOG「つとめて」(2009/12/18)
島根県立図書館
コメント