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せめて

ER(救急救命)センターから依頼がきた。

介助法の指導をしてほしいと・・・

時期を問わず、この依頼は多い。

ありがたいことだ。
頼りにされることはいいことだ。

ただ、
今回の依頼は、特殊だった。

指導対象は
 ↓
 ↓
 ↓ 
救急救命士

(・_・)え?

なんでだろう?

移動・・・というか、救急搬送においては、救命士さん達の方がプロだろうし、むしろ僕たちが搬送について救命士さんに習うのが妥当だろう・・・

と・・・そう思った。

しかし、依頼は矢張り

「患者さんの移動に関する介助の方法を、救命士さんに」

だった。

救命士さんは、(いつもは)消防におられるんだけど、ローテーションで病院をまわっておられるらしい。

自分たちが救急搬送した人たちがどうなるのかとか、病院のシステムを学ぶのが目的だと思う。
(期間は1週間とのこと)

----------------

不思議に思いつつも、時間を指定して救命士さんに来ていただいた。

僕の5倍はあるかと思うほどガッシリとしたたくましい方だった。

いかにも体育系!

いろんな話を聞きつつ、やはり目的は患者さんの移動介助だった。

救急で駆け付けた時、一刻を争う場合は全介助(つまり救命士さんの腕力)で移動を行うのだけども、そうでない場合もあるとのこと。
例えば、救急車に乗る前にトイレに行く場合や、介助で歩ける場合や。

そんな方たちに対する介助法で、どうやったらいいのか分からないから・・・ということみたいだ。

ようこそ!
(゜∀゜)

看護師さんに指導するのと同じく、体験することを主に行わせてもらった。

立ち上がりや、歩く時の介助者の立ち位置、床の上から立ち上がる時の介助や動作の方法・・・

あれやこれやと約1時間半。

図書館で揃う文献も参考にコピーしてお渡しした。
(↑いいのか?)

救命士さんは終わり間際にこんなことを言われた。

『救急車の中は、決して居心地のいい場所じゃないんですよね。
・・・だから、せめて救急車に乗る前だけでも気持ちよくいてもらいたいんですよ。』

(;_;)ウルウル

ワァァ━━━━━。゜(゜´Д`゜)゜。━━━━━ン!!!!

なんて、いいことを言ってくれるんだよぅぅぅぅ!!

あなたたちのバトンっ!
たしかに受け取ったぜ~!!

コメント

  1. korokoro より:

    Unknown
    私の入院中救命士さんが来られていました。

    救急搬送の裏話をちょいと聞かせていただきました(笑)

  2. kazz より:

    >korokoroさん
    こんにちは。

    みなさんプロ意識で、社会の役に立てるよう、人の助けに成るように一生懸命頑張っておられます!

    こういった方々がのびのびと仕事できるように、意識を働かせなければいけませんね!

    僕はリハビリ/理学療法の方面から頑張りたいと思います!

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