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愚痴講 | 脳は見たいものしか見ない!

世界の作り方

ちょいと愚痴(グチ)について・・・

とある本の解説で

『そしていつも愚痴ばかり言っていると、その通りの人間になってしまいます。』

そういうコトバに出会った。
ちょっとスピリチュアル系の本なのか?と思って敬遠したけども(笑)
上の言葉は間違いないと思う。

愚痴を言うということは、そういう忌避したいことにわざわざ目を向けている状態なのだ。
つまり、そういうことが目につくような心の状態なのだ。

嫌なことがあるから、嫌なこと言う、のではなくて
嫌なことを言う心の状態だから、嫌なことが起こる(あるいは、嫌なことを起こす。あるいは目に付く)のだと
そう考えている。

■スコトーマ

という語がある。

もともと眼科領域の言葉で、『盲点』を示す単語だ。
それが、心理学用語としても使用されるようになっている。

心の盲点。

人は見たいものしか見ないし、聞きたいことしか聞かない。
心は物理現象すべてを捉えるのではなく、それらに重み付けをして認識している(あるいは認識しない)

■RAS (Reticular Activating System:網様体賦活系)
これは情報のフィルターで、先のように、必要な情報は認識させ、不必要な情報は認識しなくなるように働く。

  • 自分にとって重要なもののみを認識する
  • 自分にとって価値が低いとされる情報は遮断される
  • RASによって見えなくなるもの、認識の盲点をスコトーマという。

もうお分かりだろうか?

愚痴をいう心理状態とは、愚痴をいうことが目的になっていて
それに沿って「不幸な私」を作り上げるに都合のいい事柄を認識するように、世界に目を向け、耳を傾けた状態だ。

つまり
愚痴の原因は、私の外側にあるのではなく、
私の内にあるのだ。

『自分を責めよう』
と言っているのではない。

愚痴をいう必要のない世界は、自分が作り上げることができるということ。

わたし、愚痴っぽいわ・・・

と思ったあなたは
幸いである。

そこに気づかなければ変わることもできないからである。

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参考図書(これを読めば大体わかる)

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