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JSPEN2017 岡山 1日目

理学療法/病院

岡山!
今日〜明日と、JSPEN (ジャスペン JSPEN: Japanese Society for Parenteral & Enteral Nutrition: 日本静脈経腸栄養学会 )に参加!

◾️看護師部会パネルディスカッション
『栄養ケアにおける看護アウトカム』

・心臓血管外科病棟における栄養ケアのアウトカムについて考える〜急性大動脈解離術後事例を通して〜(久留米大学病院)
・急性期栄養管理(水・電解質管理)における看護アウトカム(東海大学医学部付属病院)
・精神科領域における栄養問題と看護アウトカムを考える(神奈川県立精神医療センター)
・栄養ケアにおける意思決定支援(西宮協立脳神経外科病院)
・要介護者の退院調整における経腸栄養管理の現状と課題(大垣中央病院)

それぞれの立場からの栄養ケアにおける看護の関わり方について学べた。
具体的なアウトカムの技術というよりも、アウトカムのための姿勢についての話だと感じた。
会場からの質疑やコメントでも講師でも、いかに個々のナラティブな情報を活かすか、ということに焦点が当てられていたと思う。

◾️教育講演
『いのちの源を支えるケア 〜〝食べることは生きること〟を支える〜』
(北海道医療大学 名誉教授 石垣 靖子先生)


会場いっぱい!

栄養ケアの前提にある看護の在り方についての力強いメッセージのこもった講演で、感動した。先端を行くことと原点に返ることは似ていると感じた。

◾️ランチョンセミナ『CGMが切り拓く新時代〜経腸栄養のエビデンスの整理と実践〜』
(東京慈恵医科大学 糖尿病・代謝・内分泌内科 森豊先生)


ランチョンセミナでは弁当をいただきながら

血糖の変動(特に急激なやつ)が自律神経系に影響を与え死亡率をあげる、という話から、インスリン分泌量と血糖値に影響を与える、通常流動食、底GL、底GIの比較で、底GL流動食が有益だという話。
また、持続的にグルコース値を計測できる『リブレPro』を使用した解析は興味深かった。

◾️招聘講演『Cancer and the systematic inflammatory response : The tip of the iceberg 』(Donald C McMillan, Research Lead, School of Medicine, Academic Unit of Surgery, School of Medicine-University of Glasgow, UK)

炎症(特に癌疾患)における
特にGPs の使用についてのお話。
同時通訳もあって、部分部分それを助けにしての受講となった。どの部分が新しい内容なのかはいまいち把握できなかったのが残念だけど、英語聞き取りの勉強になった感じ。もちろんサルコペニアやカヘキシヤの話も聞けて、耳に馴染んだ。

◾️特別プログラム『英語論文の書き方講座 How to publish international journals』(Peter Roth, Karger EDA)(Caryn Jones, ThinkSCIENCE Inc.)
理事長東口先生の念願だったというオフィシャルジャーナルの作成。その意気込みをかけた特別プログラム。
気楽に英語論文を書けるようにという感じのレクチャだった。綺麗な文法よりも、シンプルに伝える技術を英語で解説していただいたほか、英語論文作成のためのTipsをいくつか紹介していただいて、とても勉強になった。

◾️招聘講演 ASPEN(American Society for Parenteral and Enteral Nutrition )ビデオメッセージ『Guidelines We Can Trust』
(Chariene Compher, Health Community Practices, University of Pennsylvania School of Nursing, USA)
経腸栄養学会の先駆け米国経腸栄養学会の会長のビデオメッセージ。科学的エビデンスの読み解き方、また、臨床にどのように活用していくか、そしてエビデンスをどのように積み上げていくか。
ビデオメッセージ終了後の中村丁次先生の解説(補足)が素晴らしかった。

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参考

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