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見えないものを見る力

理学療法/病院

今日は、臨床業務終了後に市内の勉強会に参加。

若手による若手による若手のための勉強会。
・・・というのに、臨床16年の僕が参加するのも許されている。

講師も若手で2年目の理学療法士。

今日のテーマは
セラピストの単純X線画像の見方。

やはり、いつまでたっても学ぶことは多いし、完璧な知識を持っていることなんてできないので、若手の勉強会だろうが、参加してみると面白い。
自分の盲点を感じることもあるし。
若手のプレゼン具合をみることで参考になることも多々ある。

画像について
その画像にこだわりすぎることで見えなくなることもある。
患者さんの生活であったり、画像のフレームからはみ出た部分についての情報。

あまりにも、”その映された部位”のみに固執すると、見失うものもある。

たとえば、膝の写真を読み込んだとしても、そこには反対側の膝の情報や両腕の情報は表出されていない。
だから、生活のためには、障害のない方の足を鍛えるとか、両手で車椅子を操作したり杖をつくための
力がいるとか、そんなことは想像をはたらかせなければならない。決して損傷のある膝のみに固執してはならないと思う。特にセラピストは。

また、その画像に固執したとしても、その画像にはたまたま写っていないものもあるかもしれない。
(そういう場合は他の検査が必要であったり・・・)

ということで
少なくとも画像にうつっていることは読み取れる必要があると同時に
画像に写っていない部分やその画像には映らなかったものについては想像力が必要となる。

僕の学生時代には読影方は学んでいなかった。
むしろ想像力で仕事をしなければならなかったことが多かったのではないか?

いまはさまざまな情報に触れる機会があるので、それを読み取る力と、それ以外の事象に対して心を働かせることができる能力が必要になると思う。

勉強になった。

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