メディア

Pocket

最近、メディアに関わる本を立て続けに読んだ。

どの本も書かれていることの根本は単純。

『事実は多面的である』

ということ。

さらりと書いてあるが、『事実は多面的である』とは『事実は一つではない』ということだ。

勇気のいる言葉だ。

僕らは、事実を表すもの(メディア)の使い方を誤らないようにしなければならない。

多面的である事実を、メディアはある価値判断から「部分的に」表現する。
そして受け手(読み手)もある価値判断からその情報を読み取る。

メディアとの接し方は重要だ・・・慎重にならなければならない。

メディアのありかたで、人は殺しもできる。
戦争だって起こる。

そして、逆にメディアは人を救うこともできる。

理学療法の分野においても、メディアの重要性は同じ。

文献を正しく読めないといけない。
情報を正しく使えないといけない。

エビデンスレベルもおかまい無しに、自分に都合の良い文献を見つけ「ここにこう書いてあるだろう」というだけの判断では、まともなことができないと思う。

しかも、アブストラクト(要約)だけ読んで満足しているようでは、どこかに歪みが出てくること必至だ。

情報(文献)を読み解く力が必要だ。

また、文献で見つけたことと自分の臨床を照らし合わせることも重要になる。
が、これもおろそかにしているようでは、自分の理論を補強するためのエビデンス探しとなる。

目の前の患者さんが見えていない・・・

EBM(根拠に基づいた医療)からは真逆を向いてしまっている。

さて
「根本は単純」と書いたけど・・・実践は難しい。

事実を見つめる勇気が必要だ。

記者になりたい! (新潮文庫)
池上 彰
新潮社

このアイテムの詳細を見る
世界を信じるためのメソッド―ぼくらの時代のメディア・リテラシー (よりみちパン!セ)
森 達也
理論社

このアイテムの詳細を見る
メディア・リテラシー―世界の現場から (岩波新書)
菅谷 明子
岩波書店

このアイテムの詳細を見る

フォローしてね!

この記事へのコメント

  1. 見つめなおす
    最近、少しだけ子育てに余裕が出てきて、以前の仕事のことを振り返って考えることがあります。

    「現場の介護職員」として利用者に接した7年間、そして「ケアマネ」として利用者と接した4年間、どちらも中途半端だったと思います。

    特に、2007年に消滅した六本木ヒルズに本社を構えていた営利法人にいた時に、つくづく自分は介護保険の内容を知らずに今まで仕事してたんだ・・・と気づかされました。
    あの会社については、賛否両論あると思いますが、あの会社に行かなかったら、私は「介護保険の何たるか」を考えずにいたかもしれません。

    >文献を正しく読めないといけない。
    >情報を正しく使えないといけない。

    正しく↑これ↑なんです!
    「介護保険法」も正しく読みこなせなければ、やっちゃいけないんです、特にケアマネは・・・。
    でも、読めないケアマネが多すぎますよ、私を含めて。

    「エビデンスレベルおかまいなし」のケアマネジメントだったことが恥ずかしいです。

    仕事復帰はもう少し時間がかかりそうですが、その間に足りないものを埋めなければ・・・と思いばかりがよぎります。

    なかなか本も読んでいなかったので、まずは池上彰さんの本から読んでみます。

    FのMさんやkazzさんと、その辺についてじっくり語りたいですね。

  2. re:見つめなおす
    お久しぶりです!
    お元気ですか?

    「正しく読めるようになる」
    ことは大変重要だと思います。

    その前に、「正しく読めていないかもしれない」という自覚が必要だと思います。

    僕自身も恥ずかしい限りですが、そおういった自覚を(・・・というか、見直しを)持っていきたいと思います!

    池上さんの本、おすすめですよ!
    おもしろい!

コメントを残す