ホームセンターに行って
■小刀(コガタナ)
を購入した。
先月の講習会で、講師とお話をしていたときに話題にあがったのが直接の原因だ。
『(昔、)基本的に子供は小刀を持っていて、何にでも使っていた。竹細工や鉛筆削り・・・』
という内容の話で、急に昔を懐かしく思った。
講師と僕との年齢差は歴然たるものだが(!)、僕の小さいで頃でも小刀が活躍していた。
20年以上も前かな・・・
おばあちゃんに習って鉛筆を削ったり、それこそ、裏山の竹で弓矢をつくったりの細工もしていた。
あるいは「キンケシ(:キン肉マン消しゴム)」で、解剖学実習をしたりもした。
ウチの場合は電話の横にいつでも小刀があったのを思い出す。
いつの頃からか文明の力にたより、ボタンを押すだとか、ハンドルをまわすだとか、幾何学的な反復運動でなんでも結果が得られるようになってきた。
『今でも、小刀・・・使えるだろうか?』
ちょっと寂しいような不安もあり、久々に小刀で鉛筆を削りたくなってきた!
僕のスカスカな脳ミソにその運動記憶なり、痕跡が残っているといいのだが・・・
小刀は200円程度もした。
高級なものもあるが、庶民にはコレで十分だ。
(というか、いまのところ上手に使えるかわからないものに、あまりお金をかけたくなかった)
そして、一緒に買ったのが「HB」の鉛筆1ダース。
後ろにゴムの付いているヤツで、たまにする落書きにちょうど良いと思ったのもあった。
家に帰って、コタツに座り、早速削ってみると・・・
大成功!
というか、小学校のときそのままの不器用さで見事に削れた(笑)!
しかも、その削った鉛筆にかなりの愛着がわく!
なんなんだ、この鉛筆は!
鉛筆は、・・・もちろん道具なのだが、その「道具感」というか、道具としての存在そのもののあり方が変わって感じてしまう!
素晴らしいぜ、小刀!
マイペット小刀!
いや、朋友小刀よ!
コメント
技術
技術とは、本来人の手にあるもの。
それを伝えるのは大人や先達の宿命。
然るに今の世の中、「誰にでもできる」を求めすぎです。
誰でも回せる独楽なんて、面白くともなんともありません。
Unknown
ほんとにね。子供の頃は小刀に彫刻刀、日常のアイテムだったのにねぇ。でも、やっぱり今の自分がそれを使いこなせるかはとても不安よ。去年くらい子供の彫刻刀でカマボコ板に絵を彫ってみたけど、ひどいもんだった。ササクレてぜんぜん滑らかにならんのよ。道具って、使わねば意味ないね。
でも、私はマユズミペンシルは小刀で削っていますよ。鉛筆削りでは折れちゃうから!
>life-reha-careさん
まじめなコメントありがとうございます!
たしかにインスタントなものって増えていて、便利になっている分、面白みとかって失われているんだな~
って、思ってしまいました!
こういう便利な世界に生きている分、「意外と面白い」ことって再発見できますよね!
>unknownさん
結構使えるものですよ!
しばらくは小刀で、いろんな遊びが出来そう!
鉛筆削りも、ハマりますよ!
「マユズミペンシル」って化粧品か何かですか?
小刀と化粧品ってミスマッチな感じですねっ!
Unknown
マユズミペンシルって、眉毛を描く鉛筆だよ。いろんなタイプのマユズミがあるけど、私は鉛筆タイプのものを鋭く削って使います。おたくの奥様もお持ちでは?
やっぱり
そんな気がしました(笑)!
今度、購入して削ってみます(笑)!