「すご~いっ!」
って言われると,ウレシいよね!
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学生の頃に,指導者の理学療法士にトランスファー(移乗動作)を主に介助・誘導方法を教わってから,自分なりに,
「どうやったら上手に介助・誘導できるか?」
を,考えながらやっているつもり.
昨日より今日,今日より明日と技術が高くなればな~って考えている!
上手にってことは
■患者さんが楽
■自分(介助/誘導する側)が楽
■患者さんの能力を引き出せる
■一人で出来る
■安全
■所作が簡潔
・・・とこういう事かなぁ~.
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ワタクシ
理学療法士9年目.
齢(ヨワイ)30.
僕の経験のほとんどにおいて,二人以上で移乗動作介助する事は無い.
例えば,体重の重たい人を介助する場合,看護師さん等は二人以上で「せぇ~のっ!!」って介助される事がある.
だけど,僕はコレが嫌いなのだ.
人と協力したくない・・・のではなくて,
二人以上で行なうと,患者さんの能力が分かりにくくなるからだ.
患者さんが踏ん張る能力はどのくらいか?
どの方向に突っ張っているか?
どのくらい介助者に頼っているか?
こういった事が,判りづらくなるのだ.
二人でやると,もう一人の介助者の力も加わる事になるので・・・
なので
介助は一人で行なうようにしている.
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病棟ではよく,看護師さんが
「力(チカラ)貸してもらえます?」
って声を挙げておられる.
『これから患者さんの介助をするんで手伝って下さい』
ってことだ.
また,僕が患者さんを一人で移乗介助しようとしていると
「手伝いましょうか?」
って声をかけてくれる.
有り難いのだが,有り難くない.
やっぱり,一人で行なうようにしている.
(さっきの理由で)
手伝ってもらうとしても,ICUなどで管類が多い時に,その管類の移動を手伝ってもらうくらい.
いろいろ経験してきて
だいたいのケースは一人で大丈夫な筈(ひ弱な僕でも)...
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昨日も,看護師さんに声をかけられた.
「力(チカラ)貸してもらえます?」
って.
行ってみると.
やや大柄の男性.自分で身体を動かす事が出来ず,ベッド上のほんの少しの移動にも介助が必要.
おまけに体中の痛みの訴えが強い・・・
この患者さんはベッドに寝ておられるのだが,もう10cmくらい頭方向へ移動したいらしいのだ.
で,看護師さんのもくろみだと,僕と看護師さんの二人で,寝ている患者さんの両側から
「せぇ~のっ!」
ビュッ~!と,頭方向に引きずり上げる予定
だったみたいだが・・・
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試しに,僕一人でやってみた.
(介助方法はご想像におまかせ!)
できるっ!
痛み無くできる!
ウマい具合に出来た!
見事っ!
(↑ (#゜Д゜)!!自分で言うな)
で,ウレシかったのが,看護師さんが「すご~い」を3回も連発してくれた事だ.
*★*-イヤ-(ノ∀`*)-ァン-*★*
もっと言ってぇ~!!
と言いたいところだったが,
「こういう方法もありますよ」
って言っておいた!
まるでヤマブキ先生に対する則巻 千兵衛(のりまきせんべえ)のようにカッコヨク!
(↑古いネタですみませぬ)
かっこ良いセラピスト目指して頑張りまする!
コメント
まさに
今日 廊下を通りかかった理学療法士さんに声を掛けました。
まさにズバリ(o~-‘)b「力貸してもらえませか?」と。
引きずりあげたくないから頼んだのだけど…
どうにもトランスファーが苦手な私なのです。
でも とても大事な事だから極めたいな~(*^m^*)
僕の経験から
ぜぇ~~~~~~~ったいに一人で出来る!
しかも,患者さんに負担掛けずに一人で出来る!
一人で出来るもんっ!
そういえば
また,看護師さん指導します!
わかり易い講義・実技目指して頑張ります!
トランスファーはコツさえつまめば簡単で,患者さんも・介助者も楽!(な筈!)
技術磨きましょう!
そして最終的には,患者さんの家族でも宅楽に”出来るように指導できたらサイコーです!
ケース・バイ・ケース
難病など、圧迫骨折などの心配がある患者さんもおられます。
そういう場合は、フォーメーションをとっての協労がベスト。
ケース・バイ・ケースで考えていただきたいと、素人は思います。
でしゃばって、すんません。
そのとーり!
たしかに!
方法論に捕われて,一方的な方法で行なうのは良くないと思います!
磯野鱧男さんの言おう通り,ケースバイケースが良いのです!
でしゃばりじゃないですよ!
「一人でやる」ってのが目的ではなくて,全ては患者さんのためですから!
二人が良いのであれば二人で,複数が良いのであれば複数で
が基本です!
難病・圧迫骨折等,特に注意が必要です.
僕の場合は,特に注意が必要だからこそ,一人で行ないたいのですが・・・
ただ,現状を見ると(当院だけか?),
フォーメーションと言うよりも「人数あわせて力任せ」の部分が大きいかも・・・と思わざるを得ない方法で行なっている状態です.
来月には,院内で介助方法の講習会を行う予定です,
磯野鱧男さんのいわれるとおり,フォーメーションをとっての協力はどう行えばより良いかを考慮しつつ指導に当たりたいと思います!
コメントありがとうございました!
知りた~い
介助方法はご想像におまかせ・・・といわれると気になる…。バスタオルを使ったのかな?
話が少しそれますが、以前、食事介助のブログがありましたね。息子が就学前に通っていた母子通園施設ではOTの先生が親達に介助講習会を開いてくれていました。介助される側を体験すると、介助する側の傲慢さ(これは言い過ぎだなぁ…しかし良い言い回しが思い浮かばないのでこのまま失礼^^;)がわかります。
介助する側としては、なるべく早く残さずこぼさず完食させたい。
介助される側(座位が難しい子の体験として、クッションチェアによりかかった姿勢で体験)になったら、見えないもの(あご付近のスプーンは見えない)を口に入れるのは抵抗感があるし、くちびるからはみだしたモノをスプーンで拭われるのは嫌な感触。矢継ぎ早にゴックンと同時に次のア~ンをうながされるのも嫌。などなど。
~とまぁ、こんな風にとても勉強になりました。
kazzさんが目標としている(?)家族指導の参考となれば…と思いコメント残しました。
>知りた~い
コメントありがとうございます!
想像におまかせ・・・たいした事ではないのかもしれませんが,介助者の身体の位置と運動方向によるものです.
方法は,このブログ内のコメント返事でも書いたのですが(いつの記事か判らなくなってしまいました・・・)
しかし,文字ではなんとも・・・伝わりにくいかもしれません.
当院での看護師さん向けの勉強会では技術とともに伝えているつもりですが・・・
バスタオルを使用する方法も良いですが,バスタオルを入れる作業に手間取る事があります.患者さんによっては,あらかじめタオルを用意しておいて方が良いのかもしれません.
食事介助の記事は(2007-03-23)でした.
実体験の感想ありがとうございます!
こういう意見がとても参考になります.
僕たちは,どうしても介助者や治療者として関わる事がほとんどなので,受ける側の生の気持ちって忘れがちだと思います.(あるいは想像にゆだねているか・・・)
また,いろいろ教えて下さい.