今日は、17時からリハビリテーション病棟のパス作成の会議!
てか、以前から講師依頼を受けていた。
僕に課せられた任務↓
■クリティカル・パスについての説明(講義)
■リハビリ病棟パス作成に携わる
講義・・・というには恐れ多い内容だった。
僕自身に、深いパスの知識は無い・・・(謙遜でなくて)
んが、熱意は通じただろう(笑)!
ヤルゾ(#゜Д゜)オメーラッ!!
思いの丈を語り尽くして、2時間半をほとんどしゃべり尽くした(笑)!!
(↑明らかにヤリスギ!!)
今回、
■リハビリ病棟の使命は何か?
■リハビリ病棟の技術は何か?
というところを看護師さんに問いつめた。
小一時間、問いつめた。
(↑・・・2時間半だけどね)
やはり、「パス導入があるからパスを作成する」というものでは、いいモノができっこない。
ただ、書類が増えるだけの気がする。
なので、『リハビリ病棟では何ができるのか?すべきなのか?』というところに焦点を置いてパス作成を考えていかなければならないと考えている。
それこそ・・・例えばだけど
「明日からリハビリ病棟を無くします。一般病棟で十分です」
と言われたときに
『イヤイヤイヤイヤイヤ!私達がいないと無理っしょ!』
と胸を張って言えるようでなければならないと思う。
病棟の存続意義が、点数だけの問題になってしまってはいけないのだ。
リハビリ病棟"ならではの「技術」"(生活リハビリや退院・転院支援など)を生かしたパスを作成していけたら・・・。
・・・と、
思った背景には、最近のリハビリ病棟の専門性の低下を強く感じているからだったりする。
(もちろん看護師さんのことではなくて、セラピストや相談員の関わりも含めて)
『今、リハビリ病棟には何が求められていますか?
リハビリ病棟の技術は何でしょう?』
とスライドにも挙げておいた。
どんなパスになるのか・・・結局は定型的なものになってしまうのか?
それとも、我々の技術を問いつめるようなパスになるのか?
たしかに「パス」というものの作成が目的にあるけど、これをキッカケに、意識再編・・・と言わなくても意識向上につながればいいな・・・と思う。
コメント
こんにちは
こんばんは。
夜分遅くにすいません。レポート!?の合間に・・・ブログよんでまいました。
私は介護職としてデイケアで働いていました。そこで、素敵なOTさんと出あって、OTになりたいと勉強中の身です。
未熟な私の小さな意見ですが、
介護職(看護職は医学の知識があると思いますが)は、人との接し方や観察力(生活に関する面)の力は、どの職よりもとてもあるとおもいます。生活・動作に接しているのですから。
ただ、病気の知識や、人の身体の構造、動作の面で知識が足りない事が多いと思います。
私がそうでした。
どこまで動くのだろう・・・・
この状態は、この方の病気の症状なのか・・・
それを病気や可能な行為や動作をアドバイスするのが他職種のかかわりなのではないでしょうかと思います。
OTとしての臨床や病院の知識がないのにこんな意見すいません。
セラピストとしどうあるべきか、早く臨床に出たいと思います
>ミーゴさん
こんにちは!
遅くまで、おつかれさまです!僕も学生時代はレポートに終われ、大変だったのを思い出しました!
そんななか、来てくださってコメントありがとうございます!
介護職としての経験をお持ちとのことで、すばらしいことと思います。
これから作業療法士になられたときに、より幅広く技術を発揮できるものだと思います。
また、職業人としての意見もしっかりとお持ちで、こういう人たちのつながりによってチームをより強固なものにしていくのだと思います。
「これに関しては他のどの職よりも・・・」と思えることっていいと思います。専門職として。
そして、他職種の専門性を理解することでチームがチームとして存在しうるように思えます。
しかし、現状ではお互いの専門性を理解せぬまま、国家資格の存在のみで集まって「チーム」と名のる場面が多々あるんです。
ほんとうにありがたいご意見ありがとうございます!
活力になります!
はやく、あこがれのOTさんに近づけるようになれるといいですね!
なんとアメリカでは
この間、視察に行ったアメリカのリハビリ病院での話・・・
「クリティカルパスはありますか?」と聞くと、「リハビリは全て個別性の元で行うのでパスはありません」と言われ、一緒に行っていた他の施設のリハ関連の子と大きくうなずいてきました。
全てを標準化しているように見える彼の地でもリハビリは患者さんそれぞれに対して個別性を持ってやっているんだと意を強くしました。
>某Dr.さん
個別性についてなんですけど、むしろ個別性を出すためのベースラインの為にパスを作ろうと妄想しています。
筑波記念病院(が上手く行っているかは知りませんが)が言うように、「『無駄なく』『無理なく』『もれなく』『間違いなく』診療をすすめる」ための計画立ったアプローチができたらと思います。
てか、パスの無い現状において、個別性持ってアプローチできているか?
というと・・・そうでなかったりするんです。
(;_;)
パスって、「十把一絡げ」てイメージもありますけど、チーム感の意識付けや、教育、退院・転院支援に上手く活用できないかしら・・・と考えています。社会課(相談員)の介入も含めて。
・・・まだ、タネもできていない状況ですから・・・どうなることか分かりませんが。
ま・・・「パスを使わずに個別性のあるアプローチをしています」って胸を張って言ってみたいものです(笑)!
でも、アメリカでパス使っていないなんてホント意外でした!
報告ありがとうございます!
うちも
先日の医療の質向上委員会(とかなんとかいう)の会議の場でパスの議題がありました。
リハ病院なんでやはり個別性の話題がでましたが、他職種間が完全にわかりあえてるわけでもないし、力量の違いもあるし、バリアントの問題もあるし…まあ、何よりそれによってどんどん話し合いの場が持てるなら良いことだ!という結論でした。
とりあえず脳卒中だけですが、とてもシンプルなものができそうですよ。
パスを考案し、これをまた適宜改訂して行く作業にも意味はあると思いますしね。
そっちのが完成したらこっそり見せてね(^o^)
>女医Mさん
失礼ながら・・・
「何よりそれによってどんどん話し合いの場が持てるなら良いことだ!」
といういい加減な態度って、大好きです(笑)!
先日のパス会議の場でも
「いつから退院の計画ってたてるの?」
「OTさんて、何するの?」
などなど、話せば素朴な話が挙ってきたりしました・・・。
とりあえず今のところ
自分たちが患者さんに提供している技術(看護技術やセラピストのアプローチはもちろん、書類作成やカンファレンスの計画、退院支援に関わる行動など)を列挙してみようと思います。
それを検討してパスの縦軸に組み込んで、例えば、転入書記に関わる書類作成の漏れをなくすとか、カンファレンスを計画的に行うこととか、相談員の介入のタイミングをどうするとか、日中の看護師によるアプローチのチェックとか、食事や更衣(衣類)、排泄・入浴形態の検討とか・・・やっていきたいと思っています。
いま、問題になっているよくある後手後手パターン↓
「入院期間が長くなってきたね。」
で、カンファレンスを開催
↓
「そろそろ退院の話を考えないといけないね。相談員に調査してもらいましょう」
家族からの聞き取り等に時間がかかる
↓
「介護保険が必要です。申請しましょう」
そして訪問調査等に時間がかかる。
↓
「介護保険結果でました」
↓
「やっぱ住宅改修いるんじゃない?」
訪問を計画して時間がかかる。
↓
「在宅のサービスの人たちとカンファレンスをしましょう」
カンファレンスを企画して時間がかかる
↓
退院の日程を検討。
こんなのは、アプローチでも計画でもなんでもないので・・・
改善したいと思っています。