映画『沈黙 silence』
本日、全国ロードショーだったけども、鳥取県では上映されてないので、島根県出雲市までやってきた(きっと鳥取県は全国の一部ではないのでしょう…)
映画は素晴らしく、
2時間、苦しみぬいた…精神的に。
沈黙 (新潮文庫) | |
クリエーター情報なし | |
新潮社 |
先日、原作の小説を読んだばかりなので、余計に堪えた。
僕のような無宗教の人間でも、心をズタズタにされそうだったのだから、クリスチャンには余計に辛いのだろうかと思った。
(もしかしたら、正視して見られるのかもしれない。どうなんだろ…)
原作も映画も素晴らしかった。
映画には、小説で描かれなかったところが加えてあるので、どちらにも触れてみるといいと思う。
原作を読んだ時にも感じたのだけど、宗教(信仰)について、キリスト教について、疑問に思っていたことが、多少理解できた。
しかし、やはり氷解するに至らない。
信仰とは何か
問い続けると思う。
この作品には、大きな返答(あるいは問いかけか?)が仕組まれていると感じた。
『沈黙』の映画化は以前にもなされていたよう(1971年 篠田正浩監督)。
こちらはプロットに変更が加えられており、原作とは少し違うとのことで、それはそれで興味ある。
今回のスコセッシ監督の作品は、構想28年。
そして、映画化された2016年というのは、原作が世に出されて50年、作者 遠藤周作没後20年末年始はの節目とのこと。
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