スポンサーリンク

整理整頓後片付け

理学療法/病院

先週の朝のミーティングで「片付け」について指摘させていただいた。

当院のリハビリの部屋には大きなマット13台も置いてあり、器具もそろっている。
それを理学療法士と作業療法士の約20名が使っている。

電子カルテの端末(パソコン)も並べられている。

----------------

座った椅子を元に戻さないまま。
マットのを使用した後、枕は散らかったまま。埃や落屑(らくせつ)髪の毛もそのまま。
マットに上がる時も靴はそろえず・・・

なんて状況が、当たり前になっていた。

そもそも、僕は潔癖でもない。
むしろ散らかっていても気にしないタイプの人間だ。

それでも、最近の職場の乱れようが目についていけなくなってしまった。

----------------

祖母の教えの一つに、『必ず振り返りなさい』というのがあった。

玄関で靴をそろえたか。
食後に食卓を離れるときに、椅子を戻したか。
布団から出たら、布団を散らかしっぱなしにしていないか。
座席を立つ際にには忘れ物がないか。

などなどだ。

恥ずかしながら僕はあんまり行えていないが、おばあさんは完璧に行えていると思う。
習慣性なのだろう。

靴がそろっていないことや、椅子がそろっていないことや、寝床が不潔なことや、とにかく乱れていることに対しては、罰(バチ)でもあたるかのごとく考えておられる。

物理的な面においても、精神的な面においても、整理整頓や清潔であるということは、日本人の良き習慣だと思う。

鎖国を解いた後の日本に、外国人がびっくりしたことの一つはそのことであったようだ。

身分の高低はあっても、貧困という状態ではなかった。

子供達は元気に働き、走り回り、教育も行われていた。
皆が清潔で笑顔で清々しかったらしい。

外国はと言えば、権力者が労働者を低賃金でこき使い、スラム街などが出来上がり、そこは不潔で教育とは縁遠い環境が作られていた。

・・・結局は日本人が八百万(やおろず)の神を神事、自然に感謝し、畏れを感じて生きていたからだと思う。
穢れ(けがれ)というのを知っていただろうし、禊ぎ(みそぎ)や浄め(きよめ)という考えも、論理ではなく肌で感じていたんだろう。

----------------

おばあさんに、職場を見せるのが怖くなった。
実際に見せる機会はないだろうと思うけども

椅子は座った後のままにちらかり
マットは不潔、枕もそろわず
靴はそろえられていない

・・・と言った状況に目を丸くするに違いない。

----------------

専門職としての誇りも大切にしなければならないと思う。

大工がカンナとかノコとか、自分の道具を大事に大事にするのと同様に、僕ら理学療法士も、専門職として自分の道具や職場環境を奇麗に丁寧に清潔にしておくことは大切なことだろうと思う。

半ば祈りを込めて整理整頓後片付けをする姿が必要だと思う。

片付けない者は、振り返らない。
おばあさんが「振り返りなさい」と教えてくれたことは、本当に重要なことだろうと思う。

振り返る動作も素敵だが、その精神が必要なのだと思う。

椅子や枕やマットや器具に、感謝をする行為でもある。

それは
椅子や枕やマットや器具に、神を感じるということなのだと思う。

----------------

僕は片付けが苦手だ。

整理整頓後片付け

小学校の頃から苦手な分野だ。
特にプライベートな空間に近づくにつ入れて、その荒れ具合は酷くなる。

が、そう思いつつ、できる後片付けはしていこうと思う。
パブリック(公)な部分もプライベート(私)な部分も、できるだけ整った状態にしていきたい。

そのうち、誰に見せても恥ずかしくない誇り高い清々しい職場になるだろう。

----------------
ちなみに、僕のデスクは、たいがい大変なことになっていることを付記しておく。

にほんブログ村 病気ブログ リハビリテーションへにほんブログ村

スポンサーリンク

参考

KAZZ BLOG「リハビリ」関連の記事
KAZZ BLOG「リハビリ」関連の記事

コメント

タイトルとURLをコピーしました