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救護班(1)

救護班

救護班に参加

いつも通りの通勤列車に乗って、出勤。
7日~11日までの救護班として宮城県で活動することになっている。

いつもは白衣(KC)だけども、今日から5日間は救護班用のユニホームを着ることになる。
現地では、着替える暇も場所もないらしく、下着も履き替え困難なようだ。

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救護班の出発に際しては、出向式が行われる。

出向式は病院玄関で行われるのだが、沢山の人が見送ってくれた。

↓奥から2番目が僕

松江赤十字病院ブログ参照

僕のユニホーム姿をみて、何人ものスタッフが「え?救護班行くの?!」と驚いていた。

僕は通常、理学療法士として働いている。
今までのところは、救護班と言えば、医師、看護師、薬剤師、事務(主事)であったから、理学療法士の僕の参加は珍しいかもしれない。

皆さんが驚いたのは「被災地にリハビリ業務で行くのか!」というところにあると思うけども、僕は主事として行くことになっている。

現地にリハビリ業務が必要なのは専門家としては言うまでもない。
ただし、被災前からリハビリを必要としていた方や、この度必要となった方、今後の為の予防などなど、考えると対象は多い。あるいは、現地に向かっているボランティアや救護班などの疲れをとるためにも理学療法士のマッサージなどの手技は活かすことが出来ると思う。

・・・しかしながら、現時点ではこの技術職が現地で役立っている機会は少ないと言わざるを得ない。

僕は主事として現地にいって、理学療法士の目で被災地を見てきたいと思う。
可能であれば、状況をみて伝えることが出来るかもしれない。

出向式を終えて、タクシーで出雲空港に向かった。
出雲空港からは飛行機で羽田に向かい、便をかえて秋田空港に向かう。

飛行機の中も救護班ユニホームなので、キャビンアテンダントの方からも声をかけられた。
JAL便では、励ましの言葉、いたわりの言葉、飲料やノートなどの物資、そして、その場で書かれた手紙まで頂いた。

この気持ちは、必ず現地に届けたいと思った。

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秋田空港に着くなり、すぐさま今度は車で宮城に向かうことになっていた。
13:30に秋田空港を出発

災害対策本部のある石巻赤十字病院に到着したのは17:20

用務地は石巻専修大学だ

ここで用意されている仮設診療所での業務を行う。

・・・が、「現場は流動的で、臨機応変に動かなければならない。」の言葉通り、明日の予定はすぐさま変更になり、僕らの用務地は新たな救護エリアに変更。

雄勝町の大須という沿岸部の地域で、まだ本部は情報を把握できていないとのこと。
そこに行き、状況を把握してくるように指示が出た。

まだ多くの方が避難所の生活をされているらしい。

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