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4月11日(5-2)

救護班

救護活動最終日となる。

ゆっくりと睡眠をいただき、8時40分にロビーに集合した。

朝食はホテルでとる。
暖かいモーニングに感謝。

被災地では連日、看護師さんたちが食事の世話をしてくれたが、彼女らにも心から感謝したい。

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秋田空港から羽田空港を経由して米子空港に向かう。

その米子空港に向かう途中で、震災から1ヶ月の節目を向かえた。

僕たちが見てきた被災地は1ヶ月前に突如として現れた。別次元ではなくて、現にこの世のものとして存在している。

僕は元来、時計を持たないし、機内で携帯電話の電源は切ったままにしているので、それらしい時間に黙祷をした。
まぶたの裏に、あの港の風景が浮かび上がる。
これから考えなければならないのは復興だ。

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米子空港に到着した。
5日ぶりの山陰の地になる。

荷物をまとめタクシーで病院に戻ることになっていた。
病院では、帰着式(という名前だったか忘れたが)、が用意されてる。
かえってきた僕たちの班をスタッフが迎えてくれるんだ。

16時あたり。少し遅めの病院到着になった。
タクシーで近づくと、大勢の人だかりでびっくりした。

月曜日だし、仕事中でみんな出てこられないだろうから、寂しいものになるだろうという予想をしていたのに。本当に大勢のかたが集まっておられて感激した。暖かい。

何人もの方がねぎらいの言葉をかけてくれる。
笑顔で喜んでおられる。

皆で迎えられると、もうすぐ解散だというのに、チームの結束力がより深まったように感じた。5日前に集まり行動をともにしたチームは今日で解散になる。けども、こんなにも歓迎されている。

それから僕らは整列し、支部長に挨拶を行い、詳細な報告するために一室に集まった。

いいたいことはたくさんあるけれど、順序立ててそれを報告することができない。
かえってきたばかりだから仕方がないのかもしれないけども、次の隊はもう16日に出発となる。彼らがどのような用務になるのか知らないが、僕たちがした苦労で、解決できるものは早めに伝えておかなければならない。

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実際に被災地を見て、感じて思うことは、やはり復興にはかなりの時間と力を必要とするということ。

継続的な支援が必要だ。

手を緩めてはならない。
筆を止めてはならない。

そして、現地の方達は力強かった。

それ故に、マスクされるものもある。

しっかりとした現地調査と、臨機応変な対応が必要となるだろう。

地道に一人一人に手を差し伸べることが、被災地を復興させる近道だと感じている。

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