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3合の熱燗

今日も寿司屋「赤ベコ」へ

■回復期リハビリ病棟の看護係長
■小児科病棟の看護師長

といった重鎮(?)と同席.
変な3人である.

毎度ながら,僕は上握りと熱燗(相変わらず高正宗)3合
をいただいた.

ウマイッ!

なんて,さておき

話し込むことはやはり病院内のこと.
病院内の医療スタッフには様々なタイプがある(人間だもんね).

■患者さんのことを考えるスタッフ
■自分のことを考えるスタッフ

変な分け方だが,こんな分け方もできるのでは・・・

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以前勤めていた病院で疑問に思ったことがある.

入院してきた患者さん.
高齢のおばあさんだった.

夜間になると,不穏行動(声を上げたり,ベッドから出て徘徊したり)が見られるようになった.

眠剤を与えられ,夜間も,そして日中までも眠るようになってしまった.
日中の半覚醒状態は,よく「ドロドロとしている」と表現されていた.

看護師さんに聞くと,

「同室の人に迷惑をかけるから・・・仕方ない」

といった具合だ.

処方自体は医師が出すのだが,生活を見ているのは看護師だ.
理学療法士は生活の一部分しか見ない.僕はこの場合,日中の「ドロドロとした状態」しかみていない.

疑問に思った.

「何のために入院しているんだ?」
「良くなるために入院した筈なのに,同室の人に迷惑をかけるという理由で眠剤を与えられ,昼夜問わず半覚醒状態」

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いま思う.
そして,後輩の指導の時にも言う.

「何のために入院しているんだ?」

そんな根本から考えて,自分たちが患者さんのための存在にならねばならないと思う.

単純なことだが,"ヘタに"医療の世界に入ると見逃されてしまいがちなのでは?と思う.
自分や,所属する組織の立ち回りを優先させて,一見妥当と思われる医療行為"っぽい行為"を行なわないように,行なわせないようにしたい.

そんなことを上握りと熱燗(相変わらず高正宗)3合をいただきながら考えた.

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