先日、とある医師と夫婦別姓について話した。
その医師は、夫婦別姓賛成のようだ。
理由は・・・
『女医などは、名前が変わることによって、論文投稿など過去の実績が不明瞭になる。』
といった内容だった。
しかし、調べてみると、こういった場合、別に通名(つうめい)使用でもいいようだ。
職場では、結婚前の名前を使用し、家庭や戸籍上では、共通性を使用すればいい。
んで、世界の標準は、どうかと言うと・・・
夫婦別姓を決めているのは、スウェーデンだけらしい。
スウェーデン。
とかいうと、すぐにでてくるのは「福祉国家」というイメージ。
実際はどんな国だろうか?
■離婚率50%以上
■平均的な婚姻年数:10年
■「サムボ法」により同棲が保護されており、毎年生まれる新生児の約半数は非摘出子(ひてきしゅつし:婚姻以外による子)
■強姦事件が日本の20倍以上
■強盗が日本の100倍以上
■十万人当たりの平均犯罪数は日本の7倍、米国の4倍
スウェーデンの女性は「子どもに対する愛着が弱く、早く職場に戻りたがり、そのために子どもを十分構ってやれなかったことへの罪悪感があるといわれる。つまり彼女にとって子どもは楽しい存在ではないというのである。幼児の頃から独立するのも、その背景からするというのである。しかし子どもにとってこれは不安と憤りの深層心理を潜在させることになる」(ヘンディ教授)
・・・と、いうことらしい。
日本において、平成18年の調査では、夫婦別姓を容認しているのは36.6%。
その中で、希望している人は20.9%で、全体から見れば7.6%だ。
そもそも60.1%は「夫婦は必ず同じ姓を名乗るべきである(通名刺用を含む)」という結果である。
マニフェストから隠して、政権を取ってから、急いで進める政策。
これは、多分、家族観の解体にあると思う。
家族観を無視した個人主義
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これからは、
家族が子どもを育てるんではなくて、社会が子どもを育てる。
個人の存在が重要なんだ!
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といった価値観をもっている人達がいるんだ。
福島瑞穂(少子化推進担当大臣、社民党党首)
■私は、子供が十八歳になったら『家族解散式』というのをやろうと思っていて、それ以降は、パートナーと子供ともスープの冷めない距離に住んで、名実共に個人単位で暮らしていきたいなと思っている。
■家族だってひとつの定義にすぎない。家族も個人のネットワークなんだ。
■これからますます、家族の中とか外とか、血縁課血縁でないか、手術の承諾書をとるのは親族に限る、みたいな感覚が薄れて、千匹で家族をがちがちに守るというより、家族が個人のネットワークになってくる。
たとえ血はつながっていなくても、あるいは法律上は家族じゃなくても、たとえば、同性愛者に限らず、歳をとったら女同士で暮らすとか、男同士で暮らすとか、たくさんの友達と暮らすとか、いろんな携帯が出てくると思う。
■(別姓の夫婦が多くなれば)外からみると、事実婚なのか、法律婚なのか、まったくわからなくした方がいいと思うんです。
千葉景子(法務大臣、民主党)
■戸籍を家族から個人単位に変えるべき。
もちろん、婚姻以外による子や、女性達が社会で暮らしやすいように考えを深く廻らしていく必要は強くあると思う。
が、その解決策が、「選択的夫婦別姓」にあるとは到底思えない。
コメント
Unknown
> 夫婦別姓を決めているのは、スウェーデンだけらしい。
事実誤認かと思います。
逆です、夫婦同氏のみの国は、日本だけです。国際的には日本は孤立です。
とはいえ、明治民法以前は日本も別姓だったのですけどね。