今日は、課長と課長補佐の3人で、近隣の連携先病院に見学に行ってきた。
ウチの病院は急性期病院。
怪我や病気をされて、患者さんが最初に来られるところだ。
もちろん、この急性期病院にもリハビリの体制は整っている。
しかし、それでも後遺症を残し、まだ、トレーニングを必要とされたり、環境の調整を必要とされる方がおられる。
今日見学させていただいた病院はウチの病院から転院される患者さんが多い。
この病院は回復期・維持期・在宅の機能を担う病院。
ウチの病院を退院されてから、患者さんがどのような病院に行かれるのか・・・何となくは知っていても、詳細は知らないことが多い。
スタッフにどんな方がおられるか?
どんな体制か?
どんな設備か?
などなど、案外知らなかったりする。
見学
とはいえど、僕は何回目かの訪問だ。
毎回、来させていただくたびに、玄関を筆頭に各所にある水槽に目を奪われる。
手入れが行き届いて、清々しい。
いやされる~
(*´∀`*)
さすが病院だ!
(って、ウチも病院だった・・・)
ウチの病院が他病院から学ぶことは山ほどある。
その割に、学ぼうということに関して動こうとすると、
「忙しい」だの
「他にやることがある」だの
「予算的に」だの
「担当者は誰」だの
といったことで、封殺されてしまうこともしばしばだ。
簡単なことも動かないことがある。
(まぁ、簡単なことで動きすぎても問題なので、慎重さも必要かもしれないけど)
ただ、あの水槽を見に行くことくらいは個人的にも簡単だと思う。
僕は、あの玄関に入った時点で、「負けた~」と思う。
(病院員の善し悪しは、勝ち負けではないけども・・・)
玄関に入ってあの水槽を見ただけで、ウチの病院のアメニティに対する意識の乏しさが浮き彫りになる。
この病院は、いつも水槽の手入れが行き届いている。
そういった土壌で育まれるスタッフや、治療・リハビリ・療養を行われる患者さんたちが、どのような体験をされるのか・・・
すくなくとも、差がでないワケないと思う。
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『教育は風をもたらす』
という。
教育自体は、そのものを伝えることは困難だ。
例えば、数学や英語の能力は個体間で遺伝しない。
だけども、風を吹かすことができる。
風を作るのが教育だ。
社風、校風、家風・・・
その場独特の雰囲気を作ることができる。
それには良い風、悪い風・・・様々あると思う。
病院風?
・・・そんなものがあるのかは知らないけども、すくなくとも手入れの行き届いた水槽は、その病院の「良い風」の結果の一つだと思う。
ウチの職場にはどのような風があるだろうか?
入り乱れた嵐にはなっていないだろうか?
あるいは
無風状態になってはいないだろうか?
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