ウチのセラピストは30名。
内、PT;理学療法士は19名だ。
そうなると僕と全く考え方の違うセラピストもいる。
まぁ、対立している訳ではないけども・・・
彼は、経験年数・・・何年だっけ・・・わからないや・・・
彼とは、「添書」(患者さんが退院する際に、こちらでのリハビリの状況を申し送る書類)についても、全く考えが違っている。
僕は『添書は全例記載』
彼は『書くべきではない』
彼が、添書を書かない(あるいは書きたくない)理由は
「自分は必要としないから」
だった。
添書作成に怒る後輩
今日も
「できれば書きたくない。こんなの書く人がいるから自分も書かなければならなくなる!」と言って怒っていた。
そんな彼だから、看護師や医療社会事業部に「急遽転院が決まったので、用意してください」とか、「とりあえず書いてください」とか言われるのが、腹立たしくていけないらしいのだ。
なぜ、彼が「添書」を不要と思うのか・・・
彼とはセンスが違うので、なかなか理解できないのだが・・・
リハビリ添書って必要?
そもそも、「添書」のありがたみを感じていないのだと思う。
僕たちセラピストは、患者さんに有益な(と思える)技術を提供している。
平たく言えば、なんとかして、患者さんによくなってもらいたいと思って仕事をしている。
「どうにかしたい!こういう状況で、こういうことに努力をしてきました。こういうことが考えられます。どうかそちらでもよろしくお願いいたします。」
というのが「添書」なんだと思っている。
が・・・
日々の業務で、その文章が定型化され、質素なものになってしまうこともしばしばある。
そして悪い場合では、それが内容を持たない、単なる挨拶文(しかも質の悪い)にしかならないこともある。
彼にとっての添書とはそんなものになってしまっているんではなかろうか・・・
あるいは、「普段から、たいしたセラピーを行っていないから、書く内容に乏しい」・・・おっと、これは毒だな。
オキドキ
どんなことを書く?
書くからには、内容のあるものを書きたい。
内容のあるものを書くには、もちろん内容のあるセラピーをしている必要がある。
基本的に「添書」は医療情報だ。
「自分は別に読まないから、送らなくてもいい」
なんて話が通るのだろうか?
医療情報の中から、「薬」の情報が欠けてもいいのだろうか?「看護」の情報が欠けてもいいのだろうか?「診断・治療」の情報が欠けてもいいのだろうか?
なんで「リハビリ」の情報は欠けてもいいのだろうか?
「リハビリ」ってそんだけの・・・つまり送っても送らなくてもいいような情報なのだろうか?
ウチのリハビリ課には添書に関するルールが、いまいち・・・ない!
つまり、業務として「転院時・退院時には添書を記載すること」というキマリはない。
インナールールとして存在するのは、「依頼されたら書けばいい」という程度のものだったと思う。
だから、書く人もいれば、書かない人もいる。
書かなくとも、文句は言われない。
そして、何を書いたとしても、内容を問われることはない。
あ・・・
いま思い出したが、書かなければならないものを書いていなかったりする僕が、こんなことを言えないな・・・(爆)!
ということで、書かなければならない書類を書いてなくて、書かなくてもいい添書を書いているkazzでした!
(↑どんなオチだ??)
参考
コメント
お久しぶりです
お久しぶりです。
対人援助の仕事では、「支援と評価」が一体でなければならないと私は思います。つまり、クライアントに対する支援がどう結果に結びついたのかということを日々評価するということ。その評価が次の支援につながる。そしてそれは個人的な評価ばかりでなく、公のものも必須だと思っています。(当たり前のことですね^^;)
対人援助業務をする方が陥りやすいものに、「相手」の問題と「自分」を問題を混同し、自分の問題を相手の問題だと転嫁して、支援を事実上放棄してしまうことです。
「あの人は、あんな人だから…」とか「あの症状は、あの人自身が変わらなければ治らない」とか…。
kazzさんは、ご自身に厳しく常にスキルばかりでなく、自身の成長をもとめていらっしゃるのが、このブログを拝見していていつも感じ、私も大変勉強になります^^
これからもがんばってください!私もがんばります^^v
たびたび^^;
たびたびすみません。
「腰痛を知る」のお申し込みありがとうございます!ぜひご意見をください~!
(この場ですみません)
Unknown
書類、多いですもんね~。
なんやらかんやら・・・。
「書きたくない!」って気持もわかるような・・・。
受け手は、あると助かりますけど・・・。
いろいろ
システムややり方の問題はどこでもあるんですね
病院に限らずともですが
最初にエネルギーはいるけれど~いい方向へ変わっていくよう応援してますね
添書 分からないけれど 大変そうだけど
すご~く 有意義なものだと思います
患者は安心だし
引き渡される人も安心ですよね
これからはもっともっと連携プレーが必要になると思うし
それが出来る地域医療作らなきゃデスよね
最低限の ガイドラインがあればいいですね
でも 書類
以前、介護士さん が
上の人達 が みるのは 現場じゃなく その 紙 なんだ
って言った言葉が印象的でした
何が誰のために どう必要かって 難しそうですね
看護師さんの本とか、勉強熱心で 本当にスゴイです、、
手術したこと 忘れちゃう人 少なくないんですね
添書は必要か?
>そらさん
こんにちは!
応援ありがとうございます!
連係プレー必要なんです・・・
いかに連携していくかが、しっかりと取り組まなければならないことなんですが、なかなか業務の中で後回しにされているところだと思います。
こちらを退院した時点で完結してしまってはいけないと思っています。
なんとかならないものか・・・
添書は少なくとも、その助けになるはずなんだけど・・・
と悩みます。
>pさん
こんにちは!
こちらとしては、相手が見えないんですよね・・・転院時には。
また、相手が何(どんな情報)を求めているのか・・・察する力が足りないような気がします。
だから、なおさら書くきがなくなってしまうのかもしれません・・・
>むこさん
こんにちは!
ありがとうございます!
「支援を事実上放棄」
悲しいことですが、よく見られます・・・
患者さんのせいにしたり、主治医のせいにしたり、転院先のせいにしたり・・・
それだけでは何も生まれないですよね。
「自分はどうなんだ?」
と問いただしていきたいです!
「腰痛を知る」
昨日届きました!
また書きますね!
連携プレー
やっぱり大切ですよね
専門的なことは、さっぱり分からないのですが~
受ける側の立場からして、やっぱり、病院から施設にうつるときも、施設の方は、それ頼りにやって下さってますから
上の人が評価する
形の書類じゃなく
生きる書類
そうなれば、本当にいいですよね
日常業務のなかで、難しいんですけど
地域医療って、興味あるから、今度 市内である、鎌田先生の講演(別の病院主催)の地域医療と緩和ケアのお話 聞きに行ってみよ~と思います
単に 鎌田先生に 会ってみたい と ミーハーな気持ち、抱きつつ(笑)
セカオピについての勉強会 も 気になり行くか迷い中
>そらさん
ありがとうございます!
有効な連携プレー目指して頑張ります!
鎌田先生の講演!
行ってみたいですね!同じくミーハーな気持ち抱きつつ(笑)!