そうしてきたヤツはそう思う
漫画『軍鶏(しゃも)』で空手の達人
黒川健児(くろかわけんじ)のセリフだ
自分が他者に抱く”印象”というものは
自分の思考のフィルターを通して形作られる。
たとえば、自分に後ろめたいことがある場合、それを他者にも反映して
きっとアイツも悪いことをしているはずだ
と思ったりする。
浮気している(またはその経験がある)人は
自分の恋人に対し猜疑心を持つかもしれないし
嫉妬深さの根底には
自分自身に対する不安感や不安定さ、自分が持っている恋人への裏切りの思考があるのかもしれない。
ありていに言えば、浮気する人が自身のパートナーに対し浮気を疑ったり・・・
また
盗む人は、盗まれることに細心の注意を払うのかもしれない。
他者(あるいは自分が他者に抱く印象)は自分の鏡として考えてもよいのかもしれない。
いつも他者に対する不満を述べている人は、自分自身が他者から不満を買う行為をしており、そしてそのことに後ろめたさを感じているのかも・・・
人の怠惰を糾弾する人は、自身が怠惰なのか、怠惰に対する憧れを抱いているのかもしれない。
こういった思考は、どんどん強化される
負の思考は負の思考を強化する
逆に
他者に対する善行(良いところ)を見つけること
これは
自身の善行を見つめるトレーニングにもなるのかもしれない。
とにかく
そうしてきたヤツはそう思う
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