価値観の相違

今日は、病院からの帰り間際に部長（医師）と口論。

というか、価値観の違いに、こちらが勝手にアツくなってしまっただけなのかもしれないのだが・・・。

僕は、以前から再三述べている通り、新人には赤十字の病院理念などを暗記させるようにしている。
すくなくとも、そういう取り組みをしている。

そのことについて、赤十字理念や病院理念を「あんなもの」呼ばわりし、まったく利益を生まないかのごとくの物言いをされるので、少し腹が立ってしまった。

えぇ、確かに押しつけなのだ。

『暗記をしてから帰りなさい』＝『暗記をするまで帰さない』

パワハラ？

しかし、それごときができないで何を指導すればいいというのだろうか？
ほんの数行の日本語を暗記するのが苦痛と感じる忍耐力しかないのならば、何に耐えることができるというのだろうか？

暗記というのはゴールの見える簡単な課題だと思う。
何かについてまとめることや、何かの解を求めるというのとは違い、目の前にあるそれを覚えるという忍耐勝負の課題だ。
考える必要はない。覚えるだけの課題だ。これほど明確なゴールのある課題はなかろう。

「教育は平凡への強制だ」（民俗学者　柳田國男）。
少なくともその要素はあると思う。

部長からの物言いは「価値観を押し付けるのは良くないからやめろ」という具合に聞こえたので。

『「価値観を押し付けるのは良くないからやめろ」というのも価値観の押しつけでしょう』
と応えたら

『押し付けてはないない。「やめましょう」とやんわり提案しているだけだ』と言われる・・・

詭弁ではないか。
立場の上下からいって、「やめましょう」も「やめろ」も等価ではないか。

そういった（暗記）で、時間を割くようなことは無駄だと言われるので

だから、努力してさっさと覚えてしまえばいいでしょうと言っておいた。

・・・まさに押し問答。

とにかく、僕にはこの課題をやめる気がない。
暗記力を付けるのには、暗記を繰り返すことだと思う。

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が・・・

半分、「もういいや」という気がなきにしもあらずなのだ。

次の新人さんの勉強会には提案したいと思う。

「もうやめにしようか」と。

そんな課題も乗り越えることができないのならば、いっそのこと新人教育から手を引いてしまってもよいのではないかと、そう考えてたりもするのだ。

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『日本赤十字社の使命』
わたしたちは、
苦しんでいる人を救いたいという思いを結集し
いかなる状況下でも
人間のいのちと健康、尊厳を守ります。
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『わたしたちの決意』
わたしたちは
赤十字運動の担い手として
人道の実現のために
利己心と闘い、無関心に陥ることなく
人の痛みや苦しみに目を向け
常に想像力をもって行動します。
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『当院理念』
地域の中核医療機関として、『高度』『良質』『公正』な医療を提供します。
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当院『基本方針』
１．説明と同意に基づく、良質で高度な医療を提供します。
２．地域の医療機関や保健・福祉・介護施設との連携を推進し、患者さまに一貫した医療が提供できるように努めます。
３．救急医療の充実に努め、災害救護・国際救援活動に貢献します。
４．健全経営を維持し、その成果を医療活動を通じて地域に還元します。
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『リハビリテーション課：理念』
患者さまの生活を考慮したリハビリテーションをチーム医療の中で実践します。
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『リハビリテーション課：基本方針』
質の高いリハビリテーションサービスの提供
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