8月15日
半旗が掲げられていた。
「半旗(はんき)」というのは、
『弔意を表すために、国旗などを旗ざおの先から3分の1ほど下げて掲げること。また、その旗。』
8月15日は、「終戦記念日」・・・といいたいところだが、日本が大東亜戦争(後に「太平洋戦争」と改称された)に敗戦したその日である。
現在は日本は主権を回復しているけども、当時はこの8月15日に日本敗戦が世界に知らしめられ、以降アメリカによる日本の占領が始まったのだ。
アメリカの占領政策は徹底していて
当時、国際的にも禁止されていたことでも積極的にすすめられた。
二度と日本を立ち上がらせないための占領政策だ。
日本を骨抜きにすための政策。
WGIP(War Guilt Information Program:ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)
この戦争に対する贖罪意識を日本人自身に植え込むためのプログラムだ。
日本国民総洗脳といってもよいかもしれない。
つまり、
・この戦争は日本が仕掛けた
・日本は侵略を行った
・日本軍は海外で悪いことばかりをした
・戦前の日本は天皇により洗脳されていた
・国民は軍部・天皇に騙されて、むりやり戦争に行かされた
そして、新聞ラジオなどには徹底的に検閲を加えた。
検閲を加えた事実すらも隠蔽するというやり方で、日本国民はどんどん洗脳されていった。
「南京大虐殺」や「従軍慰安婦」など、有りもしない事件をことさら強調し、その一方でアメリカは原爆で大量の一般市民を虐殺したことをいまだに誇らしく思っているらしい。
当時の国際法で行ってはならないことも善人面で行った。
憲法制定:戦勝国アメリカが作成した憲法を制定させる(以降現代までこの憲法は改められていない)
東京裁判:戦勝国が敗戦国を一方的に裁くことは禁じられている
なんかもそうだ。
逆に
アメリカは新しい考え方や文化や富をもたらしてくれる素晴らしい国だと教えられた。
アメリカが善なるものという考え方だ。
世界には二つの中華(ちゅうか)が存在する。
支那(中国)とアメリカだ。
『中華』とは、自らが世界の中心で、周囲は蛮族とする考え方だ。
その二つの中華に翻弄されながら浮き沈みする日本列島・・・
半旗をながめながら、何に対する半旗かと深く考えた。
間違いないのは、日本は形の上ではこの日に敗戦を向かえた。
多くの人が散っていった戦争が終わったこと(実際にはシベリア抑留などが続くわけだが)。
深く、感謝と哀悼と追悼を
見上げた旗に深く深くいたす。
先人達が望んだ未来、託した未来は、もっと豊かでたくましく、そして正しくあった筈だ。
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