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理学療法士(主事)

救護班

明日から救護班として宮城に行くことになる。

震災が発生してからというもの、「いてもたってもいられない」という気持ちが続いていた。

僕は理学療法士だから理学療法士のできることをあれこれと考えた。
そして、理学療法士とは関係のない一人の人間としても、できることがあると考えている。

日が経つにつれて、『理学療法士』という名が邪魔になってきた。

・・・『理学療法士』の要請がなければ現地に行くことができない。

再三、声を上げても、なかなか声がかからない。
そして、このままの状態(=待機)で、1ヶ月も2ヶ月もどんどん過ぎていってしまうのではないかと思われた・・・

シャシャリ出るつもりはなかったのだけども、こうまでも、待機が続くと、本当に機能的に救護活動が行われているのか訝しく思われてくるのだ。

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今回、僕は「主事」という名で現地に行かせていただくことになった。

現地では事務の仕事をさせていただく。

「理学療法士」の名の下では、いつになったら現地に迎えるかわからないため、一度専門家の名前をおいておくことにした。
その方がよい。

ちょうど、事務の参加人数が削減されていて、大変そうだったので、車の運転でも事務仕事でもできることなら何でもさせていただきますということで、手上げをさせてもらった。

理学療法士枠ではなくとも、理学療法士の目で現地を見ることはできる。

自治体や理学療法士協会の動きを待つのではなくても、こういった形ででも現地を見てくることができる。

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名札をもらった。
現地で使うものだ。

そこには、

■理学療法士(主事)

とあった。

こういった決まりなのか、作成した支部の計らいなのか知らないけども、とにかく嬉しかった。

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