目の前で人が倒れていたらどうするか?
意識・呼吸・脈・・・
それらを確認しても見られなかったら、心肺蘇生(CPR)!
いままでは
■人工呼吸
■胸部圧迫
■AED(自動体外式除細動器)
がセットになっていた。
しかし、
こういった心肺蘇生(CPR)の様態が変わりそうだ。
僕が小学生の頃は
人工呼吸と言えば、「はじめてのChu!!」的な、なにやら恥ずかしいものと記憶している。
それを受けてか(←受けていない)、
その人工呼吸ががなくとも、救命に成果を上げているとの報告がなされている。
そして、より実践を配慮し、胸部圧迫が強調されるようになった。
喜べ!小学生!キミのファーストキスは人形じゃないぞ!
・・・バカはさておき
人工呼吸無しでの蘇生術を流布する準備がなされている。
JAMA、BMJ、NEJM・・・などなど、各紙がこのニュースをとり上げ、日本でも日本蘇生協議会(JRC)と日本救急医療財団が5年ぶりにガイドラインを改訂させ、気早にドラフト(草稿)版でネットにその内容を公開している。
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舶来の論文が記している通り、
発見者がパニック状態にあったり、人工呼吸しようにも心理的抵抗があったりする場合が多い(嘔吐されている場合なんか特に)。
それに、脈の確認や、気道を確保する手順など、慌てふためいた状況では、とても行うことができない。
この度のガイドラインの改訂では、すぐに胸部圧迫(心臓マッサージ)を開始できるように内容が更新されている。
(詳しくは、ドラフト版の資料を参照されたし)
JRC(日本版) ガイドライン2010(ドラフト版)のダウンロードページ
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目の前で、人が倒れたらどうするか?
人が倒れていたらどうするか?
その時に、最善を尽くせるように、専門職、一般人を問わず情報を広めておくことが必要だと思う。
Continuous Chest Compression CPR?University of Arizona Sarver Heart Center
参考
日本救急医療財団
日本蘇生協議会
LANCET:Dispatcher-assisted bystander CPR: a KISS for a kiss
LANCET:Chest-compression-only versus standard cardiopulmonary resuscitation: a meta-analysis
JAMA:Chest Compression–Only CPR by Lay Rescuers and Survival From Out-of-Hospital Cardiac Arrest
BMJ:Improve chest compressions to reduce deaths from cardiac arrest, new guidance says
BMJ:New international guidelines on resuscitation
NEJM:Compression-Only CPR or Standard CPR in Out-of-Hospital Cardiac Arrest
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