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Doctors get ill too

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医者も病むのさ

図書館で、Lancet(ランセット)の11月14日号を開いたらこの論説『Doctors get ill too』が目に入った。

読んでみると・・・
悲惨ですな、医師たちは・・・

レジデントの1/5は精神的健康(メンタルヘルス)が「Fair(まずまず)」あるいは「poor(乏しい)」で、コレは一般人の2倍・・・
25-60%の医師が燃え尽き・・・
開業医の8-12%が薬物乱用を経験・・・

そんな医師達の為に、週最大48時間という労働時間設定をしてみたら・・・不必要に死んでしまう患者が増えるそうだ。

どうすればいいのだ?

論説中には、医師が声を上げるとか、教育だとか、職場環境をと整えるとか、ちょっとした示唆はあるけども・・・

有効か?

いったい、どーすんのよ
ワァァ━━━━━。゜(゜´Д`゜)゜。━━━━━ン!!!!

て、状況だ。

ウチの病院でも、医師の大変さはすぐに見て取れる。

この論説を読んだ後に、心臓血管外科医と遅くまで話しをした。

いまのウチの病院の状況は、かなりマズいことになっている。

このままでは医師が疲弊して、まともな診療ができなくなってしまうんじゃないか?

僕はコメディカルとして、ラクラクな勤務体制なんだけども、どうにかして、この医師たちを守ることを考えなければならないと思う。

頑張り続けた医師が、体力も気力も失い、メディアや心ない一部の患者から理不尽な不平不満を言い続けられ・・・
それでも、やはり医療を続けていく・・・

いつかは

矢尽き、刀折れ・・・

てなことになるんじゃないかと。

みんなで、医師たちに理解を示していかなければならないと思う。

なんとかもうすこし、医師たちにまともな職場環境を提供してあげることができないもんだろうか?

医師だけが頑張ればいい問題ではないと思う。

医師が健全に働けるということは、病院全体の問題であるし、地域社会全体の問題だと思う。

ちなみに、
こう言ったことに関して、労働組合はアテにならない

「組合ニュース」を見る限りでは、相変わらず

「コストカットするな」
「手当増やせ」
「看護師増やせ」

というワンパターンな要求だ。
「金」「人」の要求も重要だが、このLancet論説を読んでご覧なさい

もはや、雇用主を敵対し戦うのではなく、共存して行かなければ、どのみちお互いに潰れるだけですぞよ!
その結果、この地域の患者さんたちも多大な不利益を被ることになる。

みんなで、解決を探ろうよ!

と、言いたい。

んで、今いろいろと思案中!
イッシッシ
.: *:( *´艸`).:゜+

コメント

  1. korokoro より:

    Unknown
    実際に、近くの総合病院でお世話になっていた小児科医が亡くなっていました。
    しばらくそこの小児科は診療が休止されていましたが、また新しい医師が来られ診療も再開、入院も再開していました。

    色々噂はささやかれているようです。
    でも、とても良い先生だったのに、残念です。

    また、お世話になっていた整形外科の先生も病気で長いこと休診されています。
    今の主治医から聞く限りは元気にされているようですが、完全復帰はされていないようです。(時々診療はされてるよう)

  2. kazz より:

    >korokoroさん
    やはり悲惨な状況ですよね・・・医師。

    みんな(地域)で、医師をもっと大切にしないといけませんよね。

    マスコミは医師=悪、病院=悪を焚き付けようとしていますが・・・
    惑わされてはいけません!

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