先日、久々に夏目漱石の「坊ちゃん」を読んだ。
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なんと言っても、この小説の良さは「痛快さ」だと思う!
なんど読んでもスカッとする!
そして、坊ちゃんの独特の正義感!
そして、それを補えないでいる不器用さ!
坊ちゃんというこのキャラクターは大好きだ。
江戸っ子気質で、無鉄砲、竹を割ったような性格。
あと、この小説で良いのは、文の勢いだ!
流れ・勢いが良いので読んでて躓かない。
だから、それが坊ちゃんの性格と相まって、非常に痛快な読み物となるんだと思う。
今回読んで気がついたことがある。
それは、「ライ麦畑で捕まえて」を読んだ時も、主人公ホールデンに対して同じような「正義感」と「不器用」を感じたんだってこと。
だから、今回読んでて、無鉄砲であったり竹を割ったような性格の坊ちゃんがどうもホールデンとシンクロしたんだよな。
同じく、攻殻機動隊のアオイ君やトグサにみられる正義感も同様の性質を帯びているような気がする。
不器用な正義感
彼らの正義感は
少佐やオヤジ(荒巻)といった洗練・完成された正義感とは違う、もっと庶民的な未熟な正義感だ。
「坊ちゃん」を読んだ後はスカッとする!
心が晴れ晴れする感じ。
今回は、「ライ麦畑で捕まえて」を経験した以降で、新たな読み物となった!
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