今日は鳥取総合療育センターで「小児勉強会」に参加。
今回のテーマは
■遊びを考える
■地域連携について
講義とディスカッションをメインとした勉強会だった。
「遊び」については、普段自分が遊んでばかりのもんだから、あんまり分析されてもこまる(笑)!
でも、遊びの基本は、「楽しいから」!
治療者としても、自分自身が遊んでいるって必要だよね。
(「遊びじゃね~んだよ(゜Д゜)!」とかいってしかられそう?)
ま、楽しくするというかね・・・
特に小児領域のアプローチにおいて
「何が遊びか?」
って考えると、明確にはわからなくなる。
人の活動すべてが遊びなのかもしれないし、本能的行動と言っていいのかもしれないし、規範にもとづいた思考的活動って行ってもいいのかもしれないし・・・いちいち定義付けしなくてもいいのかもね?(いや、学者は「定義付け」「言語化」が必要かな?)
ディスカッションは、実際の症例をペーパーで紹介し、どのような「遊び」を取り入れていったらよいか?という内容の小グループディスカッション。
実際に患者さんが見えないながらも、「ああやったらいいではないか?」「こうやったらいいではないか?」という話し合いや、「こういうところをみてみては?」という提案もあった。
はやり、ぱっと決まる問題ではなくって、面白かった。
「地域連携について」は、松江のPT教師からの問題提起だった。
特に小児領域では、病院間、施設間で情報がまわらないとのこと。
(いや・・・成人ー高齢者についても一緒なんだけどさ。)
知らなかったが、都会では情報交換は密にされているとのこと。
ここ山陰(鳥取・島根)においては、情報が全く分断されているという現状を紹介された。
実際、小児領域の方も、急性期からの情報が欲しいといった要望が強くあるとのこと。
添書や電話での応対、連絡帳の使用など話された。
家族中心の必要があることや、その反面、専門的な内容はやはりセラピスト間でする必要があったりと、詰める内容は尽きないが・・・
まず、基本は
話をする機会を持てばいいと思う。
飲み会でも、会議でも、勉強会でも・・・
顔を合わせて、「こうなんです」って言い合える場が必要だと思う。
あと、システムが先行しても、結局はペーパーのやり取りだけになってしまう気がするので、反対。
ただ、僕の意見に反対されたものがあった。
それは、急性期病院からその後の病院に患者さんが移られる際には丁寧なリハビリ添書を書いて送る・・・というのはもちろん異論はない。
んで、その後方病院の方も、ある期間(あるいは最終退院時)がきたら「患者さんこんな状態になりましたよ~」っていう、情報が欲しいという提案。
やっぱり、急性期セラピストや医療スタッフにとって自分たちのアプローチが、功を奏していたのかどうかって知りたいんだよね。
そういう意味で、スタッフにとっていい勉強にもなるし。
・・・そもそも、患者さんのことが気になるしさ。
でも
「知りたかったら、自分でききにこいよ」
という、手痛い意見を言われたんだよね・・・
現実考えると・・・・やっぱり、みんなにみんな聞きにまわるなんて、難しいのよね。
(;_;)
それに、急性期を退院したらチームに入れてあげないって言う感じが・・・辛い。
「勝手に聞きにこい」と言われてもな~。
スタッフの中には動かんやつもいるしね・・・
そういった場合、やりっぱなしの急性期セラピーみたいになってしまうのでは・・・
(この構造って、手術したら後はほったらかしの医療をしているのと一緒で、なんか嫌だ。)
だから「添書くれ」ってだけではなくて、「こうなりましたぜ」っていう返事も欲しいだわさ。
・・・と悶々とした場面もあった。
さてさて、今回は懇親会もかねていて、7名ほどの飲み会となった。
会場は米子の角盤町(交番の近く)
■くし串
車で来たんで飲んでないけどね!
また、こういう交流って参加したいな。
いろいろ言いたい放題言うので、迷惑かけると思うけどね(笑)!
コメント
こども
こどもにハンデがある場合、言語理解能力があるか・状況把握能力はあるかで‘遊び’に幅がありますね。
接触過敏・光誘因発作・音誘因発作などで本人にとっては苦痛にしか感じられない場合もあると思います。
経験上ひとつ言えることは‘遊ばせる’のではなく、‘一緒に遊ぶ’ほうが受け入れ(獲得)がスムーズです。
相手も自分も笑っている⇒楽しい・嬉しい・心地よい⇒もっと!(意欲向上)
…なぁんて素人考えを述べちゃいました
>芝生で素振りさん
同感です!
自分自身が楽しんでいるってことが大切ですよね!
ただ、治療的に(アプローチとして)考えた場合、その遊びの”幅”って重要ですね!
僕自身はまだ、まだ小児に関しては経験不足で、効率的なアプローチはできないと思います。
きちんと評価して、的確に行えるようになりたいです。
(自分の遊びは、かなり的確なのですが・・・)